家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

電気設備新設初施工

 将来の子供達も自分で電気工事をしようと考えた場合の時の為に、平成の話でペーパー資格者のお父さんで参考になるかは分からないものの書いておこう。

 

 スイッチ交換程度なら平成貨幣価値で数百円程度、所要時間は10分もあれば足りる。しかし、電気工事業者を呼べば半人工分の請求が来るかもしれない。大人を動かすとお金が掛かる。幽霊を微塵も信じないお父さんは、化けて出る自信は無い。自分でやるんだと思っても、あの世のお父さんには助言も制止もしようが無い。なので、やるなら自己責任で抜かりなく自習をしてから行い、その後の具合も一定期間観察しなさい。

 電線や分電盤等の交換やらになると、知識取得に要する時間も所要作業時間も当然増える。業者に依頼する方が総合的に割安感が出てくるかと思う。見積を取ってみなさい。

 ちなみに、太陽光発電等の特別な設備には手を触れず一般的居宅工事ならば、第二種電気工事士資格を取得するぐらい勉強すれば安全に出来るはず。施工範囲が大きいならば、いっその事取得してみる選択肢もあるのではないか。その資格の勉強も、電気の理論のような居宅施主施工には不要なジャンルを捨ててしまうとかなり楽になる。そんな取捨選択の勉強法でも90点が取れた。勿論合格。

 

 問題の費用は、筆記試験と技能試験とでお父さんの時は参考書含めて凡そ1万円。しかし、これだけでは済まない。技能試験用の練習材料が要る。電工道具が無ければこれも要る。まぁ、施主施工を踏まえた資格取得ならこれらは消化出来るけども。

 工事をする際には資格証携帯が必要。この発行にもそこそこの費用が要るが、第三者に証する必要が無いのでお父さんは請求せず。合格するぐらいの最低限の知識と技術があるか否かの確認の為の受験だ。資格なんて持っていても事故を起こす者は起こす。

 

 さて、資格保有者じゃないと行ってはいけないと法律では決まっている、電気設備の撤去と仮設作業は今まで行ってきた。しかし、とうとう、ようやく、やっと、将来に残る新設作業がやって来た。内容は、薪ストーブ周辺のコンセントとスイッチ用配線。

 将来の改修を踏まえ、壁内配線は全て電線管を設ける。

 これが要所要所には為されているこの家でも、布被覆電線のやり替えが出来ずに後付けグレー電線だらけ。既存の一世代前の電設は金属電線管に布被覆配線の為か、なかなか抜けなかった。一ヶ所曲げてあるだけで途端に抜きにくい。やり替えの想定ではなく、あくまで事故防止措置の施工だ。分電盤等へ天井上や床下にまで電線管を敷設すると、やり換え時に難儀するかと考えたので壁内のみとする。

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 捨て床板に穴を開ける。電線管を通す。そこに電線を通す。通した電線を現状可能な範囲で床下の大引等に固定する。以上、終了。

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 う~ん、仰々しく取った資格による初新設施工にしては物足りな過ぎる。もっと無いかと廻りを見渡すが配線計画はまだ不完全。よって断念。やはり終了。0.2人工ぐらいかな。法令云々について書いた時間の方が結構長いぞ。