家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

この木何の木 気になる木

 あぁ、気になる。とても木が気になる。

 原木市にて買ってきた原木。見た目の為に買った原木。なのに、その見た目で妥協する二律背反的な日々。乾燥場所として置く門屋。毎日目にする為、毎日気になる。何が気になるって、皮剥きの際に付けたのか全周囲に入っている切れ目。写真より実物はもっと目立つ。

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 それなりに手を加えて設置したら、案外気にならなくなるのではないか。そんな淡い想いを抱いていたが、手を加えると言ってもどう加えるのか妙案が浮かばず。現時点でこう気になっていては、リビングに据え置かれても気になるのではないか。そんな疑念が日々高まっていく。

 

 葛藤の末、お母さんに相談、そして買い直しが決定。やるよ、お父さんは。

 

 こうなると、門屋に置かれた原木二つの移動が必要となった。階段踊り場束柱と薪以外の用途は相変わらず思い浮かばず。だけど、短絡的に薪にする、とは決断出来ず。という事で、ガレージ内の大引材を門屋に移動。空いた箇所に、短尺で推定100kgの束柱予定だった方を、テコの原理で台車に載せてガレージに移動。この大引材、なんやかんやで3回はこの移動をしているぞ。

 難問は推定200kgの長尺の方。長尺かつ重いが故、台車に載せると門屋をくぐれない。軽トラクレーンの再出動、となるとあの日の大変さが蘇る。そこで、長尺の方は半割りにすると割り切る。チェンソーで割り切ってやる。

 

 お母さんもチェンソー作業に参加。歴がお父さんよりは浅いお母さん。切れ面がお父さんよりちょっと荒い。お母さんの腕の事よりも、比較する事でお父さんの腕前がちょっと良いのかと確認出来て満悦。

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 そんなこんなで半重量にした所で、軽トラクレーンで門屋から引っ張り出す。そして台車に載せる。この方法で移動。元々が長尺な物を半重量にした事で、手揚げで台車に載せられるようになった。この為、案外すんなり移動完了。

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 お父さん独りでも頑張れば片揚げを出来てしまう。これがいけなかった。半割にした二本の原木を移動させた作業は午前中。午後から腰が痛くなってきた。その痛み具合は立っているのが辛い程。この日と翌日、ずっと床に撃沈。

 

 半国営放送でやっていたが、腰を痛めてなくとも痛みを発する場合が結構あるそうだ。過去に痛めた事があった上で腰に負担を掛けたりすると、脳が痛みを感じさせる事で警告するとな。凄いな、脳みそ。まさにこの警告だったのだろう、明後日には痛みが落ち着いた。今後はこの警告に極力従いたい、腰も気にしようと思う。