家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

一年が経って:文才の無さ

 この手記をWebLog、所謂ブログ形式にて書き始めて一年になった。意外によく続けているもんだ。土壁乾燥待ち状態なので施工から離れ、ここらでこの手記について書きたいと思う。

 

 続けられている要因の一つは、この日記的な形式で書いているからかと思う。一方で、文才の無いお父さんがこの日記的な形式で書いている事にちと不安が募っている。それは、「後世の子供達の役に立つのか」と。

 

 読者だとおっしゃって下さる方と最近話す機会があった。その際の会話内容や質問から、内容が結構伝わっていないと痛感させられた。お父さんは全てを説明したがり屋さんだ。なのでちゃんと書いているのだ。しかし、伝わっていなかった。

 いくら読まれていようが、赤の他人の方が見た事も無い家の工事の事を理解し切れない、又は忘れる事は当然だ。逆の立場ならお父さんも同じ。しかし、実物を目の当たりにしているはずの子孫であっても、お父さんの手記を理解し切られるのだろうか。お父さんの妻であるお母さんを見る限り、果てしなく不安。

 

 簡潔にして明快。こういう文章力が無いと自覚して早数十年。一向に改善しない。それを踏まえてこの手記については、標準語にて、句点を多用せず、極力複文や重文を避け、一記事の短文化を、という対処療法的な事を心掛けた。しかし、書き始めの頃より文字数は二倍強が常態化、時には三倍以上だ。

 ようやく施工進捗時間が現在に合ってきた。この機会に、今後はお父さんの想いを記したい等の特別な場合は除き、簡素さを再び心掛けたい。