家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

「マタギ作業小屋」計画

無趣味のお父さんが引越してから、里山保全ボランティア会員、ニワカ木こりになった。今はニワカ設計者で、これから大工や左官、それに家具、建具、板金、電気、水道、石工、造園、土木等のニワカ職人やニワカ作業員になる。ここまでは良い。しかし、その後のスナイパーマタギについては、さすがのお母さんも引いていた。

猪肉と鹿肉を取寄せて食し、旨さに感激しても快諾はやはり出来ないようだった。が、強固に反対はせずに渋々了承という感じかな。一応決定だ。

 近隣は禁猟区ではないものの人家が多くある。遠くに出かけて、というだけでなく近くで害獣駆除。これも大きな目的に掲げるならば、銃猟では不都合多し。ならば、と罠猟もする事に。

 さて、これで母屋以外の棟に、「解体処理場」や「罠製造場」「猟銃整備場」「弾製造場」の用途を要する事になった。

薪置場土木工事で瓦取りした納屋は、施主施工時の資材置き場の後に解体決定済。既存の鉄板製ガレージは、色気が無いので解体方向。門屋をガレージ化する。

となると、傾いた土蔵の利用価値が出てきた。しかし、巾600㎜程度の犬走りを通らないと外部からはアクセス出来ない。重たい獲物を運ぶのは困難。土蔵の機能や構造からして、「弾製造場」=火薬取扱い場所の方が向いているか。

 という事で、少なくとも外部アクセスしやすい門屋には「解体処理場」の機能を付加する事で検討する。ここなら、車で運んだ獲物をそのまま宙吊りなり、解体体勢に持って行きやすそうだ。既に水道などがある事も良い。母屋の既存システムキッチンは、これまた色気が無いから廃棄予定だった。これを門屋に移設出来れば、衛生的な解体がしやすそうだ。

 こんな感じで、母屋以外の棟の計画も徐々に固まってきたのだ。