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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

薪ストーブへの外気導入

設計・施工・伝統構法 施工:薪ストーブ

 お母さんに防虫金網設置作業をお願いしたのは、お父さんがこの金網を使うタイミングだったから。お父さんが行ったのは、薪ストーブ吸気口の防虫金網設置作業。

 

 お父さんは思った。薪ストーブを使うと空気が要る。ストーブ周囲の既に暖まった空気が燃焼の為に吸われてしまう。これにより室内には負圧がかかる。なので、冷たい外気が室内に入ってくる。暖まっていた空気が煙突を通して捨てられて、冷たい空気が隙間から室内に供給。カネも時間も掛けた薪ストーブと薪で何をやってんだ。

 

 実際は、差し引きして室内が暖かい状態を作り出せるはず。でないと、薪ストーブは鉄と放蕩の塊に過ぎない悪なる存在だ。そうは言っても、冷たい空気が入ってこないようにした方が燃費は良いに違いない。

 何度も書くが本工事では建具の気密性を高める予定。この効果を減耗してしまわないか。隙間は建具だけじゃないのだ。下屋にもある。壁と柱間にもある。床にもある。コンセントやスイッチだって外気と繋がっている。それらから冷気が入って来るかもしれない。また、薪ストーブの吸引力はいかほどかは知らないが、遠い所の隙間から吸気してしまうかもしれない。もしそうなら、ストーブから遠い洗面室や玄関は一向に暖まらないかも。

 

 良し悪しは別として、この家と違い気密性が高くなった住宅に対応する為、薪ストーブには外気を直接導入する為の部材がある。真偽は不明だが、高気密家屋においてこの部材が無い場合、ストーブ扉を開けた際に煙突から空気が逆流する事もあるだとか。

 

 外気を直接導入。空気の逆流の心配はこの家では皆無だろう。それよりも、冷たい外気が各室を通ってくる事が減る事に期待。

 専用部材は買わない。炉壁にこの機能を取り込んでしまおうと模索。以前にも書いた通り、炉壁は25㎜以上の隙間を開けて設置する。床下からの外気をこの隙間に通すのだ。冷たい外気が隙間を通る事で木部の低温炭化をより防げる。それ以上に期待する事は、この隙間を通っている間に部屋を冷やさなくとも外気が暖まる事。ストーブの燃費向上に貢献するかもしれない。

 

 そういう算段により、床下吸気口として隙間を開けて網を張っておく事にした。外部から遠い位置なので蜂とかは来ないかもしれないが、ゴキは分からない。炉壁内部で巣くわれた日にはお手上げになる。

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 床組が出来上がってからだと作業がし難いと予想、該当する壁際の根太のみを取り付けた時点で地面に仰向け状態で作業実施。その後の床組完成により捨て板を貼ったが、吸気された外気通気箇所と壁との間は隙間を設ける。そして、炉壁内部から居室内への排気口に当たる箇所の板は、壁にドン突きという施工をしてみた。

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