家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

薪ストーブ発注:若気の至り

 そうは言ってもどれが良いのかは分からない。そこで、このドブレ製品の実物展示をしているという名古屋まで行く。確かりょうすけはまだ赤ん坊だっただろうかの頃。

 

 最有力候補は760CBJという物。次点が700SL。補欠がヴィンテージ50。760CBJは、いかにも薪ストーブという姿でお母さんはこれ。知識や経験が無い物事に対しては、人は往々にして無難な物や世間に合せるものだ。そう言うお父さんは700SL。コンサルの方の一押し機種でその影響を受けての事であり、お母さんと大差ない。

 実物を見てどうなったか。初期型テレビのような形状だと補欠だった最新式ヴィンテージ50が予想外に良かった。結局、候補順位がグチャグチャになり帰って来る。

 

 薪ストーブへの考察や探求が凄い方達がおられるようだ。ここでそれに触れられる程のスキルはお父さんにはまだ無い。暖房器具ごときに、人を没頭させるような魔力があるのだろうか。人に依るだろうが、驚く事にどうもあるようなのだ。それを踏まえるのならば一番旧式の700SL。自分で改造したりと手を加える余白が結構あるらしい。

 お父さんの場合、我が家の赤いスポーツカーはマフラーを替えたぐらいで、特段手を加えず機嫌良く乗っている。そういう所からして、ヴィンテージ50かもしれない。エレガントさがちょっとあるモダンな形状。既に完成されている製品で手を加える必要も余地も無さそうだし。

 760CBJは良くも悪くも無難。20代のお父さんは、当時の友人がファミリーカーで無難な車を買ったらそれはもう非難轟轟。今から思うと、お父さんの車選びは初志貫徹、という事ではなく申し訳ないと反省。単身者なのに無難さに走った友人の価値観に、理解も黙認も出来なかった。

 

 で、薪ストーブは何をしたかと言うと二人の知っての通り、無難な760CBJ。伝聞材料しか無い頭で悩んでも一向に答えが出ないので、お母さんの消極的第一候補であり無難なこれを選んだ。この事を携えて詫びに言ったら、当時の友人は許してくれるだろうか。

 

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