家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

古規格瓦を頂戴する

 門屋屋根の割れ瓦交換の時に考えていた、古規格瓦を頂くお話しが舞い込んだ。

 

 お隣の奥さんから、「うちも古い蔵を建て替えようかと思ってる」というお話を伺っていた。見させて頂いたら、この家の蔵の2倍はありそうな大きさ。そして、この家よりも古そうで確かに結構傷んでいる。でも、瓦葺土蔵だからこそ直せるのでは、建て替えは非常にもったいない、お父さんなら自分でやってでも直す。自分でやってでも直す、以外を言ってみたけども、使い勝手等の問題もあるらしい。

 同志が減るような残念感はあったものの、ならば瓦を何枚か頂けないかとお願いしていた。その解体が始まり、わざわざ奥さんが言いに来てくれたのだ。

 

 この家の古瓦を持って行ってサイズを確認。ほぼほぼ同寸法。恐らく同規格ながらも製造寸法精度による誤差ではなかろうか。持って行ったこの家の古瓦が違えば、また違っていたかもしれない。未確認。

 

 頂いたのは、平瓦10枚と軒瓦5枚かだったと思う。元々のこの家の分を併せて22枚のストックになった。現時点で交換必要箇所があるので、これよりは減る予定。

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 本当はもっと頂きたかった。しかし、解体作業者が嫌な感じだったので止めておいた。二人いて「職長」っぽい人は淡々と対応してくれたが、もう一人の「手元」と思われる茶髪のデブのヤンチャそうな奴が、手元の分際で面倒臭そうな雰囲気をプンプン出していたのだ。

 もしお父さんが施主でこんな態度をされたなら、「お前だけ現場に二度と来るな」と一喝したい所。しかし、こちらは協力してもらって瓦を貰う立場、施主はお隣さん。一喝などしたら、お父さんはご近所で異常者認定確実。猟銃所持前の公安委員会(警察)が行う身元調査時の近隣聴取で、「あんな異常者に銃は持たせないで」などと言われてしまう可能性大だ。そうでなくとも、ご近所に波風立てたいつもりは微塵もない。

 

 あの茶髪デブと違って大人のお父さんは、お隣の奥さんと職長っぽい人にだけに向けてお礼を言い、一輪車一往復分だけ瓦を載せて帰りましたとさ。

 

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