家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

木質系建材使用方針

 接着剤の話になったので派生して、無垢材では無い木質系建材、具体的にはベニヤ板(合板)と集成材の方針についても記したいと思う。

 

 新築検討中期以降、家の寿命というものを考え出してからはベニヤ板使用の選択肢は排除していた。長寿命を望むなら、ベニヤ板に頼った家はあり得ないと。

 お父さんも実際に多く見たが、数十年経ったベニヤ板はてんでダメだ。水気などにやられるような箇所に使われた物はもっと短命だ。ベニヤ板は入手が容易、加工がしやすい、価格も同サイズの無垢板に比べればかなり安い、なので加工にビビらない、等とメリットが多い。しかし、家屋の構成の重要箇所部材としては依存したくない建材なのだ。

 

 現在のベニヤ板は昔のそれと違い、接着剤も品質が上がったよと言われた。この家に使われていた構造用合板などもまだ朽ちておらず用途を満たしていた。建材としての寿命で言うと、そこまで神経質にならなくてもよくなっているのかもしれない。ただ、お父さんの考える寿命期間は百年レベルなのだ。この要求を満たせられるかを明確に答えられる人は今のところ皆無だ。なので、お父さんの疑心は払拭出来ないまま。

 

 集成材も同様。あれも無垢材同士を接着剤で貼り付けている。現在、この材を構造材として家屋だけでなく公共建築物が建てられている。強度試験でも良い成績が出ている。接着剤により強度が無垢材よりもある、とのたまう住宅会社の営業マンもざらにおられる。そんな巷の営業マン等の言を基準にする愚行を犯すつもりは、地球を崩壊させるぞと脅されない限り絶対あり得ない。

 と言ってこれを否定はしない。ただ、寿命はどうなんですか、だ。一般的な在来工法家屋も公共建築物も、数十年の寿命で良しとされている。その中での強度。お父さんはそれ以上の寿命を望んでいる。そうなると、実績があるのは今のところ無垢材による伝統構法だけではなかろうか。

 

 そんなわけで、おじいちゃん建築士や工務店等に対しては使用するべからず、と高らかに申し付けていた。そのお父さんが、いざ自分が施工する事になったら使っちゃう、なんてあり得ない。恥ずかし過ぎる。どんな理由を付けても自分を欺く言い訳にしかならないぞ、と思ってしまうのは明白。自分に枷を嵌めてしまったのだ。

 

 自然素材崇拝者でも、有難い事に病気でもないお父さんは、いっその事、化粧材等の表に出る材としてなら使って良いかと思っている。ならば、目視点検が自然と常に出来るし、交換も容易。そもそも傷みや劣化もしにくいのではなかろうか。

 これらの木質系建材は、どちらかと言うとメリット多しという見方。なので、施主それぞれの考え方次第に尽きるかもしれない。お父さんの場合は、前述のような使用限定をするという事に過ぎない。

 ただ、意匠的に家屋自体に使う箇所が思いつかず。やはり造作家具にしか使えないかなぁ。

 

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