家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

急ブレーキでスリップ

 一階小便器設置部の浮かし壁とEPS。これらの造作と並行させながら上下水管施工を完了とし、次に電線管施工を行っていた。ただ、上下水管と電線管との間にて気付いた事がある。ある箇所の造作を行わないと漏水試験が出来ない事に気が付き、電線管施工をしながら迷っていた。でも、覚悟を決めた。

 

 どこの施工でもどうせやらないといけない、なのに覚悟とは何ぞや。そう思うかもしれない。全くその通り。だけど、やらないといけないと分かっていても腰が重い、って事あるだろ。「やろうと思っていたのに、言われたらヤル気なくした」という弱い心情、お父さんは今でも共感する。だが、親になったのでそれでもヤレとは言うが。ヤレヤレ。

  しかし、やらないでおこうと思っていた事をやる、というのは腰どころか全身重くなる。今回の場合は食器洗浄機、略して食洗機の設置棚の造作工事。この施工は、下手すれば二期工事か三期工事でしようかと思っていたりもした。食洗機設置棚とその周囲となる食品庫は、通常生活を送るのに必須とまでは言えない。だからいっその事、思いっきり後回し、四期工事にでもしてしまおうか、そう思ったのだ。実際、下水管は食洗機手前で中断させていた。

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 お父さんは何を考えていたのだろう。いや、うっかりしていた。ここの上水管もちゃんとやらんと、いつまで経っても水道が使えないじゃないの。我ながら驚く程に抜けていた。後回しに出来ない事を理解した。気持ちがつんのめった。急ブレーキでスピンさせて操舵不能な感じ。

 嫌だなぁ、嫌だなぁ、嫌だなぁ。途中までの上水管にキャップで閉じたら後回しに出来るようなぁ。でも、わざわざそれもアホらしいなぁ。あぁぁぁ、すっごい面倒だなぁ。けど、やるかぁ。