家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

一年が経って:不親切宣言

 さて、この手記は原則として、子孫達が家について悩んだり困ったりするかもしれないと思う事への助言や参考、中には指導のつもりで書いている。

 具体的に言うと、「家の取得指南」「この家の設計図書代用書」「施主施工をする場合の建材説明書や人工数参考値」。これらはお父さんが挑んで、又は書類や知見や経験だ無くて悩んだり困ったりした事だ。身内であっても、赤の他人の方からすれば尚更詰まらない内容だろう。

 

 こういう姿勢の手記の為、詰まらないだけでなく公開ブログにしては読み手に不親切だ。前記の読者の方とは別の方からこの点の指摘を受けた。施工の進捗や箇所の図示、過去の記事に容易に戻られる為のリンク貼。これら読者目線で読みやすい内容にして、アクセス数を増やすようにしてはどうかと。

 

 この対応は手間が掛かる。平凡な父親であるお父さんが相当な時間を割いて書けているのは、アクセス数ではなく子孫の為だと思えるからこそ。そして何より、子孫にとってその親切対応は特段不要だとしているからだ。

  例えば、実物の家屋を目の当たりにしている子孫に施工箇所の図示は不要。この手記は紙ベースにするだろうから、リンクを張ると却って訳が分からなくなる。

 

 ついでに言うなら、お父さんは具体的な施工方法について親切詳細にあまり書いていない。

 それは、お父さんが本職じゃないから教えられないという事が大きい。その本職の世界でも、「見て盗め」と言うのは理論的に伝授出来ないからこそであり、お父さんが出来ない事は無理が無い。

 そして、施主施工をすると考えような人間なら、自分の技量と道具と知見に応じた方法を見つけられる、と思っているから。どうしても難しい作業については、有能な本職の方を見つける事に尽力すれば良い。お父さんの場合、後者が大変で面倒なので前者になったけども。

 

 以上、この不親切で詰まらない姿勢を変わらず宣言。