家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

謎ではない石の溝

 奥玄関廻りの石工事は一部床石貼を残して終了。だが、一つ記しておく。

 

 母屋一階トイレ室内の小便器。この直下の礎石に溝が入っている。何だこれ、と思うかもしれない。お父さんはこの家の施工で「何だこれ」と思う事が山ほどある。なので説明しておくと、これはお父さんが手を付けた。

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 この小便器の配置は無茶苦茶悩んだものの一つ。平面的には問題無くとも、立体的には大梁があり空間が切られてしまっている。床から梁下端の内法は1446mm程。小便するのに梁をくぐって、とは有り得ない。梁を動かしたり撤去するか、も小便器の為には有り得ない。その他諸々検討して、小便器の床は掘り下げにせざるを得ない、という結論に至った設計。

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 これで配置や動線、構造面は突破したものの、懸念が一つ残った。それは、掘り下げ床下空間が狭くなるという事。

 小便器は壁掛け式にし、二重壁を設けて壁給排水とする。その壁面を居室内から取り外し可能になるような施工を行う予定。なので、配管のメンテナンス性は問題無いと思う。それよりも、床下の通風が確保されるのかが心配なのだ。

 

 床高は地面から設計上では210mm程度しかない。しかも、北側と東側が壁となる角地。現時点、北側既存土壁の足元に通気口を設ける事を考えている。これで懸念が払拭される期待はある。それを踏まえても、少しでも障害を取り除いておこうと目論んだのだ。

 

 元土壁だけでなく柱の礎石にもなっている。なので、割って撤去しなければならないが、奥玄関にあった細い礎石と違いごっつい。手持ちの道具類を駆使して行うも、如何せんごつい。礎石直下の土砂を排除出来れば割れたかもしれない。だが、諦めた。それほど掘ってしまうと、柱の礎石部分に影響が出ないかと不安になった為。

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 そんなわけで、何か意味がある溝とか、太古の人の営み跡とかではないのであしからず。

 

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