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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

施工者探し:大して好きでもない相手に焦らされた上に、人を介してフラれたようなこの屈辱感

建築士・施工者

 お父さん設計案が出来てから、逃亡社長が棟梁を連れてやって来た。「一応やるのだな」と一安心。

棟梁はあちこち見て廻った。2階床板であり1階天井になる板は、しゃくられていて板同士が連結されている。それに気が付かずめくってしまい無垢板を破壊してしまった。「何故気が付かない!?」と軽くショックを受けつつ「こりゃ、やってもらう事が確定だな」と。

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しかし、その後の打合せでも相も変わらず尻込み姿勢の逃亡社長。そんな社長を横目で見てか、棟梁は先程と違って口数少なし。消極的言動を繰り返す社長に抗するお父さんに、おじいちゃん建築士の援護射撃無し。


 それから日が経っても、一向に概算見積を出してくれない。おじいちゃん建築士経由で催促しても、来週の、翌週の、とどんどん伸びていく。そして
1ケ月以上経ったある日、「自信がない」と。無垢板割るだけ割って、こん畜生め!


 おじいちゃん建築士の見立ては、「あの社長の思ったような仕様にならないから」と。お父さんはそうは思わないし、もちろんビビったわけでもないと思う。

 おじいちゃん建築士はこちらの予算を伝えていた。どう足掻いたって足りない額。だけど、おじいちゃん建築士は全部を取りあえず感覚で見積を作成させようとしていた。
 無料見積だって経費がかかる。お父さんも工務店ではないものの以前やっていたが、結構大変なのだ。それが工務店ともなれば、各工種毎に見積を用意させて取りまとめる。しかも、おじいちゃん建築士はちゃんとした図面も仕様書も作成していない。一日、二日で終わらない作業と思われる。これで何千万円の見積になっも、どうせ数百万円しか取れなさそうな仕事。儲かるならばまだしも、ヤル気が起きずで面倒臭そうな上の儲からない仕事。


 そりゃ、嫌だわな。はい、うすうす分かってましたよ。おじいちゃん建築士のやり方を尊重せざるを得ないと我慢していたものの、疑問を呈したり暗に提案してみたりしてましたよ。それをことごとく流されましたよ。その結果がこれですよ。

 それにしても、ただただ時間を引き延ばしてのゼロ回答にはさすがに唖然。何だったんだ、出会ってからの一年間は。見積待ちの間、前にも後ろにも進めずだし。さすがに腹が立った。


 これは、おじいちゃん建築士が十分に事前コントロールができる範疇の事だったと思っている。もっと全容を事前に伝えておけば良かったのだ。さすれば、皆が無駄な事せずに済んだのだ。受注者からすれば騙し討ち、ともしかしたら取られるかもしれないその出し惜しみはその後も続く。一般的案件なら構わないかと思うが、この家ではそれではダメだとお父さんは思っていた。
 いずれにせよ、それまでも不安要素がいくつもあったものの、施工者紹介面での大きな期待は残っていた。が、ますます当てにならない事を痛感。