家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

別記・補足・おまけ

驚異! フケ症が水だけで治る

お父さんは長年フケ症だった。十代の時にはフケが出るようになっていた。当時は特に気にせずに済む程度だったが、年齢と共に気になってきた。三十代になった頃からはちょっと困る程度に。 しっかり洗髪しても風呂上りに、何なら濡れた頭を拭く事でフケが落ち…

先輩からのお土産

長野での荒壁作業参加では、いくつか土産を貰う事が出来た。荒壁土についてや塗り作業経験は先述通り。それ以外にも複数ある。恩返し的に手伝いに行ったのに、その費用負担と労力以上の収穫を頂いた。これは、機会があれば折に触れて書くことになるかと思う…

荒壁塗で渋滞緩和

現場は長野県。真っ暗の中出発したが、着いた頃には綺麗な山並みが見える明るさになっていた。 先輩邸に車で近づいた際、意外感があった。周囲の家屋が今時のものが多かったから。先輩邸は元茅葺屋根だし長野県だしで、岐阜県の白川郷のような地域を想像して…

施主施工の栄養剤

「日曜大工」をされる方は、趣味の要素が多分に入っているのだろう、と想像。購入と自作の選択肢で、好んで後者を選んでいるような感じが文面から伝わってくる。 しかし、家屋を新築や改修や再生を「施主施工」をされる方は、一体何目的なのか。お父さんの場…

男親の子育て

資産家や企業家がその資産や会社を次世代に遺したものの、争いが起こったり、財産や会社を失ったりする話はよく聞く。お父さんが思うにこういう親は、自分は資産を産んだり維持したり、会社を興して成長させたりする類まれなる能力などは持っていたが、それ…

お父さん施工の品質と精度目標

この話の流れでまたまた延長戦。施主施工精度を何故「大工さん(の手元ぐらい)」を目標に置くのか。趣味でも好きでもない施工仕事なのに、高めの道具を買ったり、施工に時間をかけたりする事に疑問を抱くかもしれない。一番身近なお母さんが、いくら事前事…

「職人」のお父さん定義

施工者の話になったので、後々で書きやすいように「職人」についてのお父さん定義も述べておきたい。■「職人」の定義 「職人」とは、「自然物などの素材を読み取り」、それを「自己の技術で加工」して、「完成品に仕上げる」事が出来る人、とお父さんは捉え…

施主の心得:施主になれないのなら出ていきなさい

三つ目、これは残念なお知らせ。「それでも良い出会いはなかなか無い」だ。 どこかに分かりやすい例え話の記述があった。 見合った額を支払うので良い工事をして欲しい、と考えている施主がいる。安かろう悪かろうではない工事。とにかく値切ろうだなんて思…

施主の心得:怠けるな!

さて、ハウスメーカーや工務店等の施工の「プロ」を侮れ、と書き綴った。では、施主はどうしたら良いのか。それは至って簡単、「施主として怠けるな」と。これが、お父さんの言いたい事の二つ目だ。「カネを出すのはこちらだ」と胡坐をかいていてはいけない…

施主の心得:「プロフェッショナル」の定義

設計や計画の方向が定まってきた事で、このブログはそろそろ施工関連の話が主体になる。内容量は、お父さんの施主施工関連が主になっていくはずだ。もしかしたら、読み物としてはそちらの方が少しぐらいは面白いかもしれない。しかしこのブログは、この家を…

「現世代の答え」と「将来世代の答え」

今回は、この家屋の話から思いっきり外れた事を書いておきたい。このブログは数年後、十数年後、もしかして数十年後のきょうことりょうすけに伝えておこうというものであるので、今回の話を挟み込みたいと考えたのだ。 昨日の平成27年5月17日、「大阪都構想…

お父さん、木こりになる

家づくりはどこへ行ったのか、1ヶ月間の土日を全て使い、片道1時間をかけて研修地へ通う。ここでもヒヤッとする事がいくつかあったりしたが、かなり勉強になった。 この事から、里山でのコナラの大木伐倒での問題点が大きくは二つあると考えられた。一つは、…

お父さん、死の恐怖を味わう

刃が進み大木が傾き始めた。順調かつ完遂だ。 と思った瞬間、大木の幹の中心が裂けだして大きな幹が大きく跳ねた。「死ぬっ!!」と瞬時に頭を過ぎった近接位置のお父さんは、樹木の反対側に離れようとしたがそちらは山側で駆け上がれず後ろに倒れただけ。「…

お父さん、えせボランティア活動を始める

今現在以上に薪調達に悩む当時のお父さんにとっては、この会の高い平均年齢は「これは、もしやイケるんじゃないか?」と思ったのが正直なところだった。新参の若輩者のお父さんでも、受け入れてもらえるかもしれないぞ、という意味でだ。 「家に薪ストーブを…

熱いおじいさん達との出会い

しかしそもそも、薪って手に入るのか? 家の周りにはまさに山ほどある木々。しかし、これは誰かの所有物。経済性が失われた木々と言っても、所有者は我が家に譲ってくれるものか? ネットでは、「方々に声をかけてルートを増やしていけばよし」との助言アリ…