家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

漏水試験、仮合格

 施主施工を面倒臭がっているのは、別にライフワークにしようとか思っている訳では無いからだろうか。だが、この頃に他にも一つ挙げられる消極理由は、どうも寒さがありそう。

 これに自覚はあまり無かった。少なくとも大阪府内の人類の中では耐寒性能が非常に高い、と自負していたお父さん。しかし、今季は歴史的な寒さだと言う。だが、所詮は数℃の違い。周囲が防寒着を羽織っても寒がる中、薄着だと変人に思われるからマナーとして厚着は一応する。

 そんなお父さんは今は昔。筋肉量が減って発熱量も減ったのか、更年期か何かで体内体温計が人並みになったのか、寒い。寒くて寒くて身体の動きが鈍い。それが精神を薄弱としているのかもしれない。

 

 薄々そう思いながらも認めたくなかった。寒い時に寒がる凡人になりたくなかった。だがしかし、寒さが和らぎ出すと腰の重さも和らいだ。食洗機周囲の施工が進んだ事も影響はあるかもしれないが、気候の変化がヤル気の変化と同期している実感を持った。耐寒性低下、イコール老化と認めざるを得ない。ついでに言うと、メインリスナーが10代から30代っぽいFMラジオから、50代以上っぽいFMにリチューニングすると楽になる事がある。

 

 そんな事を思う頃に実施したのは、やっとこさの漏水試験。仮栓は売っているが勿体ないので、おじいちゃん水栓を大いに活用。

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 二階への上水管止水は、EPS造作をする前に止水栓設置済。当試験をする理由も少しあったけども、主因は二階使用をしなくなった時の為。二人が独立、同居せずのお母さんとの老後にて、果たして二階を使うのか。どちらかが足腰を弱らせた時は、かなりの確率で一階生活をすると思う。という事で設置したが、数百円ばかりの管役物のくせに水栓並みの高級品。これなら仮付けのキャップで良かったかと思ったり思わなかったり。

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 さらに、下水管の試験もやってみる。漏水しても大事にならん、としても特に糞尿液が漏れ染みるのは、衛生的にも精神衛生的にも由々しき問題。ゴキ等の虫が寄って来ても嫌だし。

 という事で、あれこれ迷ってガムテープ止水。意外にこれが保った。

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 結果は、漏水見当たらずで合格、と思う。

 「思う」と断言しないのは、管接合部を全て触ったりして確認したものの、水道メーターがほんの少しだが回っているんだなぁ。上水管を通水管に接続する前にメーターを確認しておらず、前後の違いが不明。結構腐朽している金属管があったりするしで、既存管からの漏れかもしれない。これは宿題だな。

 

 これで保温材取付作業が可能に。

 パイプ材はシールが付いているので楽ちん。チーズやエルボの箇所にはそれに応じた役物を嵌めて保護テープで固着。役物が無かった45度の箇所には、保温テープを巻いた上で保護テープ。これが正解かは知らんだこうやった。

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 さて、この材は一つ一つは数百円。だがしかし、当たり前だけども相応の量がいる。結果、万円代になっちまう。そこで、少しでも節約をとの試みとして、役物を使用せずに保温テープと保護テープだけでやってみる。だがこれ、意外に難しい。無理矢理巻いてみるがとても汚い。用は足りても何かイヤ。役物が売ってない箇所は諦めがつくのに、節約部は不思議と諦められない。そもそも一ヶ所数百円の為に掛かる時間が馬鹿にならん。よって、普通に役物使用。ふむむぅ。