家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

仮説で仮設

 材料の選定は終わり。次は配管経路だが、必要な所に吊って繋げていきました、というだけの話。床下を覗けば分かるし、壁内配管は出来得る限りアクセス出来るようにしておく。

f:id:kaokudensyou:20180411165003j:plain

 

 それで終わる事が出来るけど、下水管の時と同じようなオマケ話をしてみよう。

 上水管においても、住みながら施工ならでは問題がある。下水管では、川下である浄化槽への接続課題があった。上水管においては、川上である給水経路をどうするか少々思案した。

 

 水道メーターから母屋への配管経路は未だ不明だ。施工が進むにつれ、それらは明らかになって行くとは思う。ただ、母屋に引き込まれている既存上水管は二ヶ所。東側の既存キッチンと、西側の使用していない既存汲み取り便所の手洗い。本施工による給水予定経路は既存キッチン側が都合良し。しかし、既存キッチンの解体はまだ先なので、それまで給水経路を確保出来ない。

 という訳でやはり仮設配管が必要。6m程引っ張って、外部コンクリの上に転がし敷設するしか思い浮かばず。住みながら施工の必要経費だな。

f:id:kaokudensyou:20180411165023j:plain f:id:kaokudensyou:20180411165047j:plain

 

 ちなみに、もしかして以前にも書いたかもしれないが、前面道路下の管径もそこから来る引込管径も20A。多分だけども、今時住宅ならこの径じゃないかと思う。だが、近隣は13Aという昔サイズ。まぁ、大規模改修とかの機会でも無いとやり換えないだろうから不思議ではない。

 メーターから宅内に向かう管径も20A。これは確認している。だが、メーター外で見えない管はどこまでこの径が敷設されているか、前述通り不明。仮設配管の取水管径は13A。仮設配管は20A。本施工にて分岐前の管は20A、分岐して水栓に接続する管は13Aとする。母屋に来ている管は20Aだろうが、13Aかもしれないと思いつつも20A採用。

 宅内引込管は13Aなのに宅内本管は20A、という施工事例はあるそうだ。問題は無いそうだが、蛇口をひねった直後とその後の勢いは違う、となるかもしれない。それでも、逆に20Aが折角来ていた事を考えると哀しいのでこうした次第。