家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

ちょっとした記述だけでは分からない

■同三回目:甲面

〇主目的

・漆喰面に漆喰は上塗り出来るか否か

〇施工方法

・一回目と同様

〇所要時間

・一時間強

 

 ヒビ等の不具合があれば上塗りすれば良い。この手の記述がそこそこある。これが叶えばヒビ問題に進展があるかもしれない、として実験。

 

 塗ってから三日経った当該面。当日には指触乾燥していたが、水を打つと然程吸わずに流れていく。

 後日知るが、漆喰はある程度水を吸うと膨張し、それ以上の過分な水を吸いにくくする。そのような記述があった。石化した漆喰がまるで木製樽のような止水現象が起きるのか、お父さんは不思議に思う。ただ、石化していない漆喰だと確かに有りえそう。

 何にせよ、何回かただの水道水を噴霧して、水引きが落ち着いた頃合いを見て塗り始める。

 

 そして失敗。塗ってすぐに水引き。材が重なる箇所は塗ってるそばから馴染まない。それでも一面塗ってみると、表面段々模様状態。そしてヒビ発生。これこそシーラーか何かをしないとね。

 

 写真ではヒビが分からないものの、段々は分かるだろう。真正面から見ると実際はもっと段々。水をたっぷり含んだ漆喰はクリームだが、瞬時に水引きしたそれは瞬時に固まったようになるぞ。気を付けろっ。

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