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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

現場保守管理

道具・設備 設計・施工・伝統構法

 中塗土による仕上げの左官も施主施工。そう決定したものの、予想よりも遥かに長い工期を要している。

 着工前で逃亡社長がまだ逃亡していなかった頃。おじいちゃん建築士は、着工は日が長くなってからが良いと言っていた。その方が施工者の一日作業時間が長いから得だ、と。片やお父さんは、冬季に始めてはどうかと。暑がりお父さんは冬季の方が作業効率が良いからだ。しかし、蓋を開けてみると年々冬季施工の効率が落ちている。日没時間とか以上に、体内温度計が平凡になってしまったからだろう、寒さで気力を削がれるのだ。手足の先が常にかじかんでいる。一日目一杯の施工を行う日が少なくなり、それもあって当施工は非常に長くなっている。

 

 これ、夏は夏で今度は暑さで気力が削がれるしな。いやはや、加齢の所為か困ったもんだ。元気なうちに寿命が来る仕組みだと混乱するかもしれないが、こうやって徐々に衰える事で心の準備が出来ていくのかな。そう言えば記憶力もちょっと怪しさを感じる事が出てきたなぁ。この想定より長くなっている当施工の合間に行った作業を先に書いておこう。書き忘れそうな予感がしてならないのだ。

 

 合間に行った施工や作業は諸々細々複数ある。全部書いても仕方がないので二つだけにしておこう。一つは現場保守管理作業。

  具体的には資材置き場化した納屋の雨養生。北側敷地への薪棚設置の為の竹の根止め材としての瓦の調達跡。そのままじゃ何だから、と安物ブルーシートで覆う。これは寿命3か月程度。

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 その後、荒土プール養生に使っていた丈夫ブルーシートを転用して覆った事は以前に書いた。流石は丈夫シートで一年程は体を成していた。

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 しかし、流石はブルーシート。紫外線に雨に風にでボロボロ、その破片は敷地そこらに舞い落ちる。資材置き場納屋の雨漏りはもう開き直っているが、白蟻を根付かせたり増殖させたりしているかもしれない。また、見すぼらしさが毎日視界に入るのは開き直られない。

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 どうしようかな、と漠然と頭の片隅で思っているだけのある日、数年ぶりに春一番が襲来。中庭を主としてブルーシートの破片がとんでもなく舞いまくる。母屋から門屋に運んだ昼食に付着した青いビニールを取り除きながら決心する。三度目の再養生をするぞと。

 と言っても、やはりさてどうしよう。と考えていると思い出す。補修交換用として確保している瓦があるじゃないか。これを葺けるだけ葺いて、竣工後に使う用途が思いつかない高級シートを、最低限の大きさの物になるようにするのだ。

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 また、納屋横にある多分「トウカエデ」と思う枝にも手を付ける。南に位置する納屋の為か枝振りが異常な感じ。自身の枝葉同士で日光を取り合うような状態。しかも、その落ち葉は納屋屋根に降り積もる。その為、瓦を取らずともちょっと雨漏りしていた感がある。この機会に剪定。

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 その上で高級シート。今度はブルーシートではなくシルバーシートを採用。これら所要時間は半人工弱。 

 このシルバーシートは耐用年数3年と謳われていた。3年かぁ。母屋の全施工は終わっているはず。この納屋は解体に入っているはず。丁度寿命が来た頃でシートの竣工後の活用の心配は無用のはず。再購入の必要性は無いはず。

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