家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

よだんだよ

 壁も床も完成していない工程にて、何故に接ぎ板作りという木工的作業をしているか。りょうすけは無理だと思うが、きょうこなら覚えているかもしれない。忘れていても推察出来るかもな。答えは、キッチン架台製作の為だ。この頃のキッチン天板は簡易足にて宙に浮いている状態。漆塗り工程を進める為には天板が本設置されている状態にする、として木工作業を行っている。

 

 ここで余談。

 簡易足に支持された天板は仮床から1mを少し超える高さにした。現代の普通の日本のオッサンとオバハンのお父さんとお母さんには、本設置高がこれだと高過ぎる。ある日、高さについて尋ねてきたきょうこにこの程度の返答をした。これに対してきょうこは、天板下に潜って等の作業がし易いようにわざと高くしているのか、と言う。ご名答。驚いた。ビックリした。

 

 お父さんは常々思っている。大人と子供の差は、脳の成長と構造を含めた身体以外だと経験と知識の差ぐらいしかないと。子供が大人に思考力で負けるのは思考する為の種が少ないだけで、思考能力自体が未熟だとは思わない。きょうこは、日頃の観察とお父さんのヒントとも言えない言葉から推察出来た。こういう事が出来なかったりしない大人は腐る程いる。お父さんの見方はあながち間違っていない、ときょうこにより思わせてもらった。りょうすけはどうなるか楽しみだ。

 この時のきょうこは、教室のカギ紛失事件の冤罪で責められまくっていた時のお父さんと同学年。その時のお父さんは、日教組サヨクのオバハン教師にただただ否認し無実を訴える事で精一杯だった。きょうこ程の洞察力や推理力があれば真犯人を導き出せたかもしれんな。

 クソ、30年以上前の事を未だに恨に持っているんだ。下手な左理想主義教師が一番学生の事を分かっていない危険人物なんじゃねえのか、おい。とはホントに余談だな。

 

 キッチン架台だけに外から見えるのは限られている。そんなわけで、捨て床材に抜節があろうがここぞとばかり内部仕切板材として使った。他にも解体材の内の非美材を極力使っていく。見た目だけでなく、接ぎ時の接着ズレの許容範囲を大きく考えている。引出し設置時に少々不安があるけども。

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 総じて見えない所を手抜きしたわけだな。他人を平気で強く批判するのに、自分は似たような事をしていても理由を付けて良しとしてしまう。そういう人の考え方はただの理不尽に思えて理解が出来ず、目の当たりにすると本当にイライラする。お父さんの「手抜きは駄目だ」とかは問題が出る箇所への事だ。お父さんの「美への奉仕」だとかは全てにおいてそうあるべきとは思っておらず、そもそもが自分に課しているに過ぎない事だ。

 よって、理不尽者とは違うと思っている。でも、これももしや、理由を付けて正当化している理不尽者に当たるのだろうか。どうなんだろう。自分が一番自分の事を分かっていないかも、おい。

 

 そんな一方で、思いっきり外から見えるL字短尺側は外側板となるので上等級材を奮発した次第。

 桧にした理由は、杉よりは硬いから。L字短尺側の天板突端部には吸い付き桟を入れていない。なので、反り止め桟的な役割を担わせたかった。また、キッチン出入り動線と隣接している箇所であり、人や物との衝突可能性が高いと考えた為。

 この外側板の位置を動線から離すと傷つき難くなる。そうなると安い杉でも良しとなる。しかし、外側板が後退して天板が突き出したようになると、動線巾は同じでも今度は天板に物を当てる可能性が高まるのではないか。どちらかと言うと化粧材価値が高い天板の方を守りたい。また、突き出た箇所の天板の反り不安がある。

 

 あちらを立てればこちらが立たず。効果の有無は不明ながらその為の桧使用。お父さんの思考力ではここらが限界。

 

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