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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

中学生日記

 お父さんは中学生の頃、漠然と進路に大学を置いていた。周囲の仲良い友人達は就職か専門学校か、と言う中では少数派だった。

 大学なんて無駄と当時は言っていた理不尽さ溢れるお父さんの父親との確執が高まる中、それでも逃避行せずにグレ切らずにおれたのはこの進路の事が大きかった。高卒でもどうかなのに中卒で働くなんて、スーパーマーケットのレジ打ちか工場で流れ作業員になるのが関の山。お父さんにはそのような、そこらのホームセンターで常時在庫していてすぐに交換可能そうな歯車仕事をするのは耐えられない。そうなると、きっと場末のスナックで出会った女性となし崩し的に結婚し、くたびれた詰まらない人生で終わる。まっぴらだ。

 

 まぁ、とんでもなく偏見に満ち満ちた人生観。そんな馬鹿っぽい思考をするぐらいなので、当然ながら学業は全く大した事無し。偏差値45ぐらいだったかな。このままだと「中の下」の高校だ、そう担任に言われたのは確か中学三年の一学期だっただろうか。お父さんにとってその進路指導は衝撃的だった。大学に行くには「上」の高校ぐらいは行っておかないと。なのに自分は大学の蚊帳の外なのか、とその時初めて知る。両親は大学なんて行かせるつもりさらさら無し、当時のお父さんの行動等から教師達は大学進学希望を持っているとは思わなかったのだろう。周囲の大人は誰一人教えてくれずで本人も気が付かず。

 焦ったお父さんはそこから禁煙禁酒、学業に打ち込む。英語教師は、授業毎の予習をした上で教科書掲載のイラストを転写し尚且つそれに色塗りを施したノート作りをすると評価を増やす、という今考えても不思議な採点法をしていた。当時も同様に思いながらも異論を唱えず。小学生でも出来る事で点が貰えるなら寧ろ良し。予習はビッチリ、絵が得意なお父さんはイラストはお手の物、嫌いな色塗りもやりにやりまくる。英語に限らずその他全科目、それまでしなかった些細な事までも大いに行う。

 

 結果、高校入試前には偏差値が60代半ばか後半かに至る。姉が気にせず私立に行ってしまったのでお父さんは公立が経済的絶対。現在は知らないが当時は学区制というものがあり、学区外の公立普通科高校は受験出来なかった。そんな学区制で「上の中」の進学校の偏差値に到達したのだ、数字だけは。担任は、お父さんは基礎力が不足しているから公立本命ならば冒険しない方が良い、と指導。確かにその通り。一、二年生時は大して勉強していない。所詮は諸々が背水の陣の中学生、指導に従順。結局、確実と言われた「中の上」を受験し入学する。ちなみに、お母さんはたまたま同じ学区で「上の下」の高校。ちっ。

 

 こんな思い出話を書いたのは、埋め木作り時に思い出していたから。

 丸棒を輪切り。ただただ黙々と。その輪切りを今度はベルトサンダーにて角を落とす。埋め込みやすいようにと黙々と。全部で870個程、所要時間は二人工程。この間、特に何かを極める事も無いただただ流れ作業。本当に向いていない、とつくづく思った。下らん事ばかり考える。

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 もう一つ。埋め木を埋める穴開けの錐購入に下手こいた。

 埋め木は大中小と三種製作。大用の錐自体が無かったので新たに購入。中小用は既存の錐があったので、これに合わせて丸棒を作った。だが、埋め木角取り作業の確認用に穴を開けて気が付いた。大は座ぐり錐、中小は普通のドリル錐。穴の底が後者は平らにならない。そうなると埋め木が想定通りに入らないではないか。

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 という事で新たに中小用に座ぐり錐を急遽購入。無かった座ぐり錐はどの道買わないといけないので、購入自体を下手こいたとまでは言わない。サイズだ。既存中小錐は21㎜と10㎜。錐として見ると同サイズが2本、10㎜に至っては3本になってしまったのだ。折角ならば違うサイズを買えば汎用性があったかもしれないのに。所詮は偏差値45なのか、我ながら頭の回転が不十分で腹が立つ。そう改めて思った次第。

 

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