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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

「Senzo blog」

施工:母屋床 建材:木材 道具・設備

 で、残念ながら後悔が発生。覚悟はしていても実際に起こると嫌なもんだ。

 

 埋め木を作る。そう思うに至ったにしてもどう作るのか。製品の埋め木は、丸い形に対して木目が同心になっている。枝から作られているようだ。その意義は、枝の活用と言うよりも見た目じゃないかと思う。違和感が無いようにだな。それ以外にも後日思い付くが、二人にはあまりに関係ないのでそれは省略。

 

 さて、枝があるのかと言えば、無い。有ったとしてあの歪そうな形状の枝を埋め木に加工出来るのかと言えば、出来ない。という事で普通の木材丸棒を輪切りにする作戦で挑む。断面の木目は円形ではなく線形になるがそれは良しとしよう。

 次の問題、丸棒をどうするか。丸棒入手は容易だ。インターネットでも価格が明示されて売られているし、巷のしょうもないホームセンターにさえも置いていたりする。お父さんの問題はそこではなく、お金を出して買うのか、目の前に山と積まれている解体材から作るのかだ。

 

 角材等から丸棒を作る。その選択肢があったのは、それを実際にされている素人木工家の方が結構見受けられたから。木工家具作り等にて固定材としてビスを用いた際、その頭を隠す欲求がある。別に隠さずとも問題無いが、そういう欲求が無い方は木工家では無い。玄人は勿論、素人でも木工家は隠す。素人大工家のお父さんだって伝統構法家屋か否かに関わらずそうする。外出する際に靴を履く、トイレに行けば下着を脱ぐ、ビスは打てば隠す、全て当たり前の行動。

 この際に使われるのがダボ、要は埋め木。ビス留め箇所を事前に少し掘って置いて、ビスを打った後にその穴を埋め木で埋めると。よって、埋め木の需要は木工家の方にはあるようで、それを自作される方も一定数おられるようだ。

 

 以前にも書いただろうか。工法関わらずお父さんの知る限りのほぼ全ての施主施工ブログに対しては、何にも面白味を感じ無くなった。以前の施主施工開始前はそうでは無かったので、得る物が減ったからだろうな。寧ろ、ああすればこうすればと言いたくなってしまって精神衛生上よろしくない。しかし、木工家の方のそれは未だ新鮮。お父さんの知見が少ないからもあるだろうがそもそも施主施工ブログとは同じ物造りでも主旨違い、比較にならない程の創意工夫の内容に溢れている。

 

 そんな中、丸棒作りも複数の方法を拝見する。まぁ、丸棒一つでよくもこれほどあるものかという程。その内、テーブルソーを利用して作る方法が紹介されていたのでこれを採用。 

 本手記は世界で唯一かもと思っているジャンル、この家屋を通して先祖自らが書く先祖ブログである。施主施工ブログでは無く、勿論木工ブログでも無い。子孫世代が読むと少しは面白さ等があるかもしれないが、同じ時代に生きている人が読んでも得る物は無くクソ詰まらないと思う。その根拠の一つ、仔細をバンバン省略する事。丸棒作り方法とその実際もやはり省略。

 

 必要部材を購入の上で治具を作る。治具を追加、改造。治具作りだけで1人工弱は要す。勿論、別途丸棒作りの人工も要す。

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 しかし、やってみるがどうもバラつきがある。これを機に、欲しかったデジタルノギスを狩猟予算で購入。穴径にプラス0.5㎜した埋め木を作りたいのだけども、やはりバラつきがある。

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 正に悪戦苦闘、ああだこうだもがきにもがく。結果、お手上げ。低精度の丸い棒と木屑が量産されていく。

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 丸棒作りに費やした全人工は3人工弱にも達し、金銭はノギスを除いて千円弱を要す。その上で、緩いかもしれない埋め木はボンド頼りで行くという不甲斐なさ。という事で後悔。これならば数千円をはたいて製品丸棒を購入した方が良かった。この元を取る為には今後もっと丸棒を作らないといけないが、この件で悔やむようなお父さんは真の木工家にはなれそうにないのであまり需要は無さそう。木という同じ相手であっても大工よりも木工の方が難しい、と常々思うがそれはお父さんだけか。

 

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