家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

家畜と野生動物対応

 時は初夏。更に気になっている事。我が家の家畜、メダカとエビだ。鑑賞用ではなくボウフラ駆除の為の家畜としてのメダカ。その補助役としてエビ。

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 よって、機械で酸素を送ったり薬等で水を浄化したり等は行わない。購入したのは餌と水草、そして水道局からの水。これだけでの維持を目指してやってきた。

 責任を持って飼うとの約束をしばらく破りつつけたきょうこは、お父さんに激しく叱られた。その反省から自発的に観察日記を毎日始めるとしたきょうこに驚いた。明らかに同年齢時代のお父さんより立派だ。なので、その日記はすぐに途絶えてしまったがそれ自体は叱責をしなかった。自発的にやろうとした事だけでお父さんは満足してしまう。そもそも、餌遣り自体はそれ以来ちゃんと続けてくれているし。

 

 水質も無知ながら何だか安定したような気がする。一時期、緑色が強くなって透明度がかなり低下。水に浸かっている水草が溶けているような状態に。暖かくなってきた頃、自然に透明度が上がり、水草は軒並み復活。透明度については、動物性プランクトンが増え、植物性プランクトンの数が減ったからじゃないかと想像している。水草についてはよく分からん。

 

 そんなこんなでメダカは元気、産卵しまくりだ。メダカ飼育直後にも少し産卵して赤ん坊が生まれたものの行方不明。越冬出来なかったのか、親メダカに食べられたのか。今期は順調。前期の反省もあり赤ん坊メダカは発見次第、花瓶流用の別水槽に移すようにした。しかし、多産のメダカ、キリが無い。20匹程度で移し替えは止めて様子見。

 この赤ん坊メダカ、眺めていると時間を忘れてしまう。施工中に様子を見に行っただけで、ついつい30分は浪費してしまったり。

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 もう一つ気になっていたのはツバメ。我が家の居候。

 去年に度々飛来してきたが棲みつかなかったので油断して巣を放置していたが、今年はそこで子育てが始まってしまった。ツバメの雛は可愛い。これだけなら居候は大いに結構。ピーチクパーチク囀るのは構わない。人間が寝静まっている早朝にどうもカラスに襲われたようで、数が減った上に小さな羽根が何枚か散乱していた。自然の摂理の行動をしただけのそんなカラスに敵意をも感じる程、可愛い。

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 しかし、難儀なのは糞害だ。頭に落とされるのは勿論、地面にもかなわない。もっとかなわないのは材木にだ。よって、ビニール養生の手間が発生。

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 それに、お母さんやきょうこに親ツバメが威嚇してくる事も困りもの。もう少し正確に言うと、威嚇されたお母さんがお父さんに訴えてくる事が困りもの。お父さんにはどういう訳か威嚇して来ない。ツバメがお父さんを見慣れているせいか、若しくはお父さんが威嚇をされているのが分かっていないだけかもしれないが。

 さらに、やはり今年も家屋内に浸入してしまう。そのままだと糞害が家屋内でも発生。それに、親ツバメがそんな事をしているとお父さんだけでなく雛も困る。その追い出しにこれまた時間を取られる。この過程で塵取りを振り回していたら、飛行速度が早いツバメに激突してしまった。これで死んでしまったら狩猟法違反になるのだろうか。

 

 今年はまだある。スズメもだ。温室内の仮設出口をお母さんがちゃんと閉められておらず、そこから温室内に侵入してしまったようだ。

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 スズメは狩猟鳥獣。焼き鳥にすると日本のスズメは美味いらしい。このまま温室内に閉じ込めておくと熱にやられて気を失い、苦も無く捕まえられるのではなかろうか。法定や非法定関わらず、猟具等を用いず得れば狩猟法違反にはならない。いや、もしや箱罠に該当するのだろうか。そうなると免状は持っていても登録していないのでマズいかな。

 そんな葛藤や迷いが生まれたが、現在は狩猟をする心構えが無いので止め。逃がしてやる。これでまた時間を喰ってしまう。

 

 家畜のメダカは意図してのものだが、町育ちで少し前まで町住まいのお父さんには野生動物に施工時間を取られるのは全く持って予想外。今後も毎年これをやるのもいかがなものか、で少なくともツバメの巣は撤去だな。