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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

低炉台仕様の床組のお値段

 そんなこんなで、薪ストーブの炉台の床組は完成。設計は除き、手戻り作業分を含めると8~10人工程度だろうか。地面に寝転がり土埃にまみれようが、数字で書くと何ともあっけない作業に感じてしまう。

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 寸法間違い、並びに設計ミスで刻み間違えた束に据えられた、本工事で新たに入った大引。その上に組まれた根太。この間に根太一本分の隙間が発生したわけだけども、ここは「束」を建てる事で解決。

 高さ調整に、と言えばパッキン。こういう家なのでカタカナは止めて「楔」。これを使用するのが通常かもしれないが、如何せん隙間が大きい。隙間というよりも、75㎜程もありもはや空間。なので「束」。

 

 それだけではない。楔による高さ調整となると、木の繊維方向が寝ている状態で隙間に差し込まれる。となると、荷重により押しつぶされる。特にここは重荷重が掛かる。出来上った状態、又は薪ストーブ設置状態で、想定寸法よりも床が下がったりしないか、と危惧。なので、繊維方向を立てる束とした。そんな訳で、この箇所以外の本当の隙間程度であっても、同じ理由で数ミリ厚の木片を敢えて縦方向に差し込んだ。未知なるグランドピアノ2台分並み荷重対応仕様。

 

 刻み間違え束は炉台の東側であるが、この反対の西側。

 東側は、高い床と低い炉台の段差当たりに丁度大引が入っている。翻って西側は何も無い。高さ違いに対応する為に新たに大引から、となるとこの為だけに束と束石がもう一つ要してしまう。束は良いとして束石調達に問題がある。という材料の問題から、根太で根太を相欠きをして支持する方法にした。

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 設計時にも予想はしていたものの、段差を設ける事には一手間も二手間も要した。段差の寸法の大小は大して問題では無くだ。

 炉台を低く設ける、というのは新築時でしかもやり易い位置でないと施工予算が上がりそう。本仕様のような三方向段差だと、お父さん人工という無理がある数字で計算をすると工務店見積価格なら20万円以上か。使い勝手や好み等の他の理由もあるだろうが、先輩薪ストーブユーザー宅で低炉台仕様が少ない事に勝手に納得。