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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

炉台炉壁計画:炉壁仕様を考える

設計・施工・伝統構法 建材:タイル系

 炉壁材はどうするか。炉台と同時に煉瓦を検討していたものの炉台と同様の理由で却下。御影石についても意匠や重量、それに価格面で躊躇いがあった。しかし、壁だけに床とは違う不安を抱く。

 

 それは施工方法。

 石板を壁に施工する場合、大きく分けて乾式と湿式があるそうだ。前者は金具を用いて支持する方法。厚くて重量がある材に適した方法だが、戸建てには過分な施工法。後者はモルタルや接着剤にて貼り付ける方法。軽い材を前提にした方法で炉壁施工にはこれだ。

 動画や写真、それに実物では本職の方々がいとも簡単にやっておられる。施主施工でもやっておられる。だけども不安。施主施工で見受けられるのは普通のタイル。石のような重い物だとどうなのか。施工方法の紹介事例において下地はモルタル壁ばかり。ストーブ裏の柱を守る為の空気層を設ける為、表面が紙っぽい断熱材板を設置したいお父さん。果たして上手くいくのか。

 石に拘るのなら、いっそ縁石を石柱として立て並べてはどうか。これなら断熱材板が不要、見た目も面白そう。だけども、材料代だけで10万円越え、重量も相当。

 

 床材を石にしなかった事で拘るのは止め。タイルを探す。すると、かなりシビれる物が見つかる。伝統構法古民家にも床材の敷瓦にも合いそう。施工も普通のタイルっぽくて済みそう。しかし、如何せんかなりお高い。敷瓦で、と言うよりも低く見過ぎた薪ストーブ関連予算は既に超えている。良い物はやはり高い。

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 そこで貼物主体は止める事にして、案として抱いていた漆喰仕上に本決めにする。これなら意匠調和も予算、それに材料供給もクリア出来るだろう。ただ、薪ストーブ廻りでは木を扱う。薪を積み置きしたり、ストーブに投入したり。その際に、薄塗り漆喰壁に当たってしまうと漆喰が剥がれ落ちそう。

 そこで、壁を守る為に部分的に貼物をする予定。物は、敷瓦と合わせて瓦の役物。部分貼りという事もあって費用も重量も大きくならず、接着剤で剥がれ落ちた暁でも簡単に補修出来ると予想。これを複数案作成検討。意匠の好みは勿論、埃溜まりや漆喰施工の簡易性等から、二転三転しながらただの正方形状に決定す。シビれたタイルと比べるとかなり質素な感じとなりそう。

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