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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

炉台炉壁計画:選択肢の多さは幸福に繋がらない

 炉台レベルを自由に変えられるとなると、炉台床材も自由になってくる。

 お父さんが思うにキッチン台で無難かつ最強はステンレス、浴室だとユニットバス、そして炉台炉壁だと煉瓦だ。施工難易度が低そう。割れたりしても交換容易。何なら少々割れたままでも気にならない。将来に渡る供給不安が低い。灰や木屑が少々落ちようが目がいかない。当然、火の粉が飛んでも関係ない。

 但し、意匠的にどうにもこの家にそぐわない。人に依るかもしれないが、少なくともお父さんはそう思う。洋風感が強いのだ。畳を止めてフローリングにするのだから、と思いつつどうにもシックリしなさそう。ところで、何故畳を止めたんだろう。いやいや、それを今頃考えるととんでもないので気にしない、気にしない。

 

 煉瓦でもう一つ引っ掛かるのは重量。煉瓦の種類に依るものの普通の物だと例えば560kgを超えたりする。他の材も合わせると炉台だけで600kg越え楽々達成。設計段階での想定を遥かに超える。

 剛構造でベタ基礎の在来工法ならこれを無視したかもしれない。しかし、柔構造石場建て伝統構法だと無視はマズそうに思う。理由は、薪ストーブが乗る炉台とその周囲の揺れによる動きの差が大きくなるのではないか、と考えるからだ。薪ストーブ箇所にクサビを打ち込んだようになって、周囲との取り合い部が大いに破壊されるかもしれない。それだけならまだしも、柱等の構造材に影響があるとかなりよろしくない。

 と言って、薪ストーブ全体の想定重量は後述するが700kg程。煉瓦炉台だとこれが1t程。700kgの時点で問題アリでこの際300kg差は取るに足りず、かもしれない。かもしれないが、700kgに越したことはないように思う。

 

 何も悩む必要は無い、当初の予定通りの石板でいいじゃないか。

 石板も煉瓦に負けず劣らずの炉台の適材だと思う。花崗岩、通称御影石ならば少なくとも灰は気にならない表情をしている。総重量も煉瓦より軽い。綺麗な施工に求められる技量は煉瓦よりも高そうだけども。

 ただ、施工不安だけでなく供給不安もある。この御影石。神戸の御影で良材が産出していたからこの名が付いたらしいが、現在日本で主に流通しているものは支那大陸産。単純に政治思想的に嫌で不買運動中と言う事は勿論、中共政府の嫌がらせ政策として禁輸するかもしれない。買いたく無いのに売ってくれないのも困る。あぁ、腹が立つ。早く崩壊しないものかな。そんなわけで、ちょっと気乗りしなくはなっている。

 

 そうは言っても御影石は最有力候補。キッチン台材の時と言い、基本的には石が好き。見た目が荘厳。価格もお手頃。

 と、3D図に御影石的な模様を入れてみる。すると、何だか違和感。何だろう。既存玄関床が御影石貼だからかも。リビング内に土間を、と意気込んだものの視覚的に本当の土間になる感じがする。ううう、どうしよう。試してみる事が出来ないので大いに悩む日々。施工中断から早数日。

f:id:kaokudensyou:20160128200344j:plain←炉台炉壁全部石案