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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

原木価格の謎

 という事で長らく懸案事項の一つだった、競り市にての原木購入を本決定した次第。

 直接買い付けには「付け売り」というものもあるらしい。競り市数日前に競らないで好きな材を買えるのだ。当然、少し割高になるようで、予想落札価額の数%増しで売主と折衝か何かの上で購入出来るというもの。

 

 見学前にはこれも考えた。しかし、見学時に候補材の競り具合からこれは止める事にした。競り人による当初提示価格では応札されなかったのだ。

 業者らしき人が「それじゃぁ買えん」と主張した事で値が下がりそれでようやく入札。はたまた割れ等の不良材との複数本セット出品だったものが、「不良の方が無ければ」との声でバラ扱いになって事でようやく入札。これらの事から付け売りは、出品者や競り市側の都合や思惑が強いままと考えた。さすがに競り人に値切り交渉をするつもりは無いが、お父さんが買おうとする材は人気が無く最低価格でも買えそうだ、という判断だ。

 

 よって、見学後日に開かれた競り市に改めて赴く。

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 開催前に手続き。「信認金」という保証金のような物を預ける。これは最低額の1万円とする。これで10万円分の購入が可能らしい。買わなければ返金される。本日、さらに5千円程度払って帰るつもりで信認金と別れを告げる。いとも簡単。一般相手に懇切丁寧な説明は特に無し。

 ただ、新たに知った事。お父さんが思っているような大径材で檜は無いそうだ。杉でも檜でもどっちでも良いか、と思っていたので問題無し。入札番号札を作ってもらっていざ本番。手続き前に既に目ぼしい材は3本見つけてある。後は順番が回って来るまで他の材の競りを見学。

 

 それにしても、木材価格というのは分からない。同じような径と長さにも関わらず、倍以上の価格差があったりする。中には同様の大きさで1万円台と10万円台のものがあったりとか。

 割れやうねり等の有無、赤身と白身の具合、年輪の細かさ、年輪の偏り具合。それらで価格差が付くのは何となく分かるような気がする。しかし、どうもそれだけでは無さそうな。

f:id:kaokudensyou:20160117152943j:plain←「27千円」と「58千円」と「30千円」の原木

 

 ここで反省する。以前、木材の等級について書いた、無節材と節有材の価格差について。

 「同じような仕入れ」をして無節に製材出来たら高値。節が出たら安値。ならば、価格差を大きく付けるという事は、製材者の節有無製材リスクを購入者に転嫁させている事になるのではないか、と。

 市でのこの価格差。「同じような仕入れ」をしているとは思えない。同じような見た目の材でもこの価格差。節が少なそうな材、製材して美しそうな材、強度が高そうな材、と原木の状態から見立てられているんじゃなかろうか。他の多くの材よりも高値が付く理由はそこにあるんじゃなかろうか。

 そう考えると、等級価格差についてのお父さんの製材業界への見立ては大間違い。木の世界も何だか奥深そうだわ。

 

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