家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

木を刻む小学校女児

 大引、と言うのか床梁と言うのか。大引きとしておこう。この刻んだ大引は、上方からストンと落とし入れる。これしか思いつかず。よって、大引を取り付ける為の雇い実、これを取り付ける為の穴を柱に刻む。まだまだ終わらない。

 

 雇い実の柱側と大引側共に込栓留め。雇い実用のホゾ穴を刻む後、込栓用の穴も柱と大引、それに雇い実に掘っていく。地味だけども伝統構法的工程。これにきょうこが興味を示す。込栓の穴は5分角。一掘り毎が精度や強度に反映されそうな小ささ。だけども、やってみなはれ。

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 そして、お父さんが補助しながらも無事にきょうこはやり遂げる。

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 漆喰含めた土壁塗りとかペンキ塗りとかなら、小さな子供が手伝うという事は古今東西見受けられる。しかし、鑿と金槌で木を刻む小学校女児は、果たして存在しているのだろうか。もしかすると、人類史上初かもしれないか。ん、親バカか?

 

 結果、まぁ問題無く出来上がり。「まぁ」とは、ちょっと精度が劣る箇所があった。これはお父さんの刻んだ所できょうこの施工箇所ではない。問題無い範囲なので良しとする。

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