家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

最強の助っ人

 母屋一階トイレ廻りの柱や鴨居の施工が佳境に来ていた頃。ある方から助っ人のお申し出を受ける。

 この家の施主施工において親戚縁者友人知人、誰一人としてこのような申し出をしてくれた人間は皆無。着工前の興味本位の「古民家見学」、着工後の「ただの見学」があるのみ。古民家という物珍しさ、建築現場や他人のお宅拝見のみに興味がある、という方達だ。

 しかし、この方の場合は条件が伴わないだけで、出来ればご自身も古民家のような所に棲みたい、との想いをお持ちのようだ。

 

 さらにこの方の場合、想いだけでなく行動しまくりのようだ。実際、お会いしたのは長野の古民家先輩での現場。自分の施工の為に行ったお父さんとは違って、手伝いたいから、携わりたいから、というような動機らしい。お住まいは東京なのに、だ。長野に限らず、改修現場に限らず、気になったり面白そうな所には色々探索されに行くようで。なので、この方を探検さんと呼ぶ。

 今回のお申し出も同様のようだ。心持が違う助っ人。ただの助っ人でも有難いのに。

 

 さらに探検さんは、好きとかやりたいだけではない。少なくともお父さんより技量や経験をお持ちなのだ。

 探検さんは、在来工法ながら戸建ての施主施工真っ最中。その為、左官のお勉強をと本職の方の指導を受けられたりもされている。また、施主施工という大きな域ならお父さんが少し先輩だが、戸建て全面改修だと遥かに先輩だ。

 しかも、お父さんとは工種が違うが建築元職。これは、未経験者と比べると何かと違う事があるので頼もしい。

 

 本職ではない素人の助っ人の中では、最強の部類に入る人ではなかろうか。その方が御自ら手伝いに行くぞとおっしゃっている。これを断る手はない。人手が必要な上、探検さんのご経験が活かせる打ってつけの作業がある。それは母屋二階の大斑直し。

 

 しかし、これは荷が重いとの事。下地仕事は仕上げの出来に関わる。だからこその提案だったが、お父さんは仕上がり具合に厳しそうだから頼むのはやめた方がよい、と。

 お母さんにも内緒で書いているこのブログ。流石は探検さん、見つけられてしまっている。施工品質やら精度やらの事に触れた箇所をお読みになったのか、お父さんの施工の姿勢がバレている。お父さんでも逆の立場なら確かに遠慮したい。泣く泣く引き下がり、探検さんご指定の肉体労働系作業を思案する。うむぅ、勿体ない。

 

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