家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

奥玄関廻り石工事の完了

 まずは床の石を切り欠く。

 石を切る。しかも真っすぐに。グラインダーでは自信が無い。そこで、テーブルソーで使っている以前からの家庭用丸鋸で行う事にした。千円ちょっとの丸鋸用替え刃、と言うか砥石を購入。よく切れまっせ、永持ちもしまっせ、との謳い文句に騙されて。安物買いの銭失い、てんでダメ。仕方がないので数千円のダイヤモンド砥石に買い直し。よく切れました。

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 ちなみに、切った御影石板の底にベニヤが施されていた。何の意味があるのか不明。こうするべきなのだろうか。

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 モルタルの骨材として由良川砂を使おうと思っていたものの、高級砂になってしまったので勿体ない。という事で、束石等の穴の土を篩に掛けた事による砂を使用。問題は無いはずで、廃土になるものが建材となる。よかよか。

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 ある程度の見越しで穴を掘り、いよいよ踏み石設置。

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 床石との隙間を適度にする為、設置した踏み石を引っ張る事にした。井戸小屋前の立ち木とロープやらスリングベルトやらで繋ぎ、ガッチャで踏み石を引き寄せる案。全く意味なしの空振り作業に終わる。納得した、無理だ。

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 これにより他とは少し巾が違う目地となる。数字にして大体2mmかな。目地巾での2mm差は恐らく気が付くはずだ。いや、もしかしたら皆はこの内容を読んで初めて気付くかもしれない程度かも。

 

 スリングベルト外しにかなり難儀しながら礎石を設置。踏み石や既存捨てコンとの隙間をモルタルで埋めて完了。これら一連作業に1.5人工程度を要したかな。

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 隙間をモルタルで埋めると、それこそ踏み石が動かせなくなるんじゃないか、と思うかもしれない。しかし、こんなのは容易に破壊出来るはずだ。それと、きょうこが後日に踏み石の上で飛び跳ねると少し動いた。由良川砂の散りばめが功を奏したようだ。

 

 余談だが、またモルタルを余らせてしまった。今度は他に使う所が見当たらず、左官練習としてモルタルだけで束石っぽいものをイメージして作ってみた。綺麗にやるには乾燥や硬化の具合を見ながら、かな。修行が足りんわ。

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