家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

メダカが学校

 季節は完全に秋。しかし、今年は蚊の襲来が多い。

 かれこれ数にして十羽の野鳥が飛来するぐらいなのだから、蚊などは数え切れない程。一匹二匹、という時もあれば大挙してやって来る時もある。キッチン新設壁の開口部は建具無し。玄関はずっと開けたまま。当然と言えば当然。

 

 たかが蚊、と侮れない。重量物を扱っている時、細かい作業をしている時、集中したい時に来られるとかなり厄介。耳元は勿論、投光器に照らされて影が動くと手が止まる。多い日には二十匹近く、一日平均でも十匹弱はやっつけている。この数の裏には取り逃がし回数もあるのだから、結構な手止まりであり、作業に少々支障が出るレベル。

 

 これ程の数の蚊と格闘した事は今迄に経験した事がない。原因は何か。

 ボウフラが成虫である蚊になる為には、水溜まりがあれば良いのは知っているかもしれない。この必要な水の量は驚く程少ない。ならば、ボウフラ発生地を特定する事は不可能。発生地候補は数知れない。

 しかし、確定しているのは庭の石鉢3つ。門屋近くの手洗い用のようなもの。井戸小屋前であり樹木下にある何の用途かさっぱり分からないもの。中庭の1.2m以上の高さはある巨大な明らかに小魚飼育用のもの。これらに溜まった水をホースを使って随時排出していたがおっつかない。ボウフラの羽化は早く、少し日を置いてしまうと蚊になる。その蚊がお父さんの血を使って数を増やし、またお父さんの血を吸いに来る。何だか許せん。

 

 ここは自然の営みに頼る事にする。メダカを飼うのだ。門屋と井戸小屋の鉢は適さないが、中庭はそれ用。

 と言っても飼った事がない。やはり世話はしないといけないか、と思うと腰が重い。そんな折、友人が飼い始めた事を知り、世話は簡単だと聞いたので意を決する。

 

 世話係はきょうこだ。お母さんはまず無理。りょうすけは幼過ぎて当然無理。お父さんはメダカにまで気を配る余裕は無い。きょうこがその気ならば、と意思確認すると飼いたいと言う。これで決定。メダカ三匹にエビ二匹を購入。

 最初、そこらの土を鉢底に敷いたがすぐに水が汚れた。買ってきた由良川砂を洗って敷き直し。きょうこが庭にあった白石を集めてこの上に敷く。水草なども植えてそれっぽくなったような感じ。すぐにメダカの赤ん坊が二匹生まれた。

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 正直、これで蚊問題は解決するとは少しも思わない。他の石鉢もあるし、伐採した竹の切り口にも水が溜まる。排水溝の雑草処理もしないといけない。そもそも開口部を閉じないと。けど、まぁまぁこれはこれで良いかな、と。きょうこの飽きっぽい性格が気掛かりだけども、一応餌やりはしているから。

 

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