家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

母屋荒壁施工終了、かも。

 下準備を終え、荒土を塗り塗りしていく。電設箇所、エアコン設置による穴あき箇所、元天井懐の剥落箇所や非施工箇所。

 

 ここで面倒なのは、元天井懐にあたる高所での作業。鏝板に乗せられる土の量一回分では全く不足。補充の為に一々脚立を降りなければいけない。本職は対応道具があるらしい。お父さんの知る限り、舟を漕ぐ櫂のような物だったと思う。先の平らな所に土を乗せ、高所の塗り手の鏝板に乗せる。若しくは投げたっけか。

 櫂のような物。ある。お父さんが荒土プールでの荒土を捏ねる為に作った。しかし、非常に使いづらそう。土を投げ渡さないとしても、お母さんが櫂を使ってお父さんが貰う。とてもスムーズに行く予感はしない。

 

 古民家先輩の現場では熊手を使っていた。ある。前住人が置いていった庭いじり用かの熊手。熊手のような短い道具でも、高所者が少し降りてくれば十分使えていた。これならお母さんとのペアでもいける。

 この知恵のお土産のお蔭で、特段問題無く高所塗り作業は行えた。

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 他、母屋二階の復活土壁と剥落箇所の荒土塗りも行う。これを想定してのウィンチ。ようやくの本番。荒土なんて重たい物は、バケツに入れて足場ステージのウィンチにて揚げる。

 

 これにて母屋の荒土塗り工程は終了、見えている箇所は。手付かずの既存キッチン等の母屋一階東側エリアで、塗る必要が無いかは未確認だ。

 

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