家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

追い込まれての気掛かり細部の処理進行

 このまま荒壁工程を完了してしまおう、と段取り開始。今までヤル気が起きなかった埋め木の処理。土壁施工を踏まえて放置出来ない、と土壁と絡む箇所の処理を行う。追い込まれたらやれるもんだな。

 

 竿縁天井があった南西側居室は、天井懐が現しになった事で新たに荒壁が必要になる箇所がある。南側と北側の欄間上部の壁だ。天井懐だった箇所は、南側は荒板のまま、北側はほぼ何も無しの空洞。気掛かりだったこの箇所も、やらざるを得ずで竹木舞設置着手。

 

 北側空洞には、縦板となるものはあった。そして手が通る。まぁ普通に竹木舞が掻ける。

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 ちょっと問題なのは、南側の板がある箇所。普通には掻けない。

 そこで行ったのは、当該箇所を採寸して床で竹木舞を掻くという事。完成したらそれを釘で留める方法。特段問題無しと思う。

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 その他、土壁埋設スイッチボックス等も撤去。電設メンテナンス上、この工事で土壁埋設はしない。

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 実際、既存の土壁埋設箇所の電線は布被覆のまま。新たな配線を、埋設電線管から布被覆線を出して遣り変えずに現し配線という愚行。布被覆線を引っ張り出そうとしたがお父さんには出来なかった。本職も出来ない、若しくはやると大変だったり手間だったりと判断。なので、既存の土壁埋設された電設は全て土で埋めて廃止する。

  

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