家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

キッチン新設壁の骨組み材の施工完了

 縦材と横材が入った事で、開けっ広げ空間が四分割された。下半分は二面共土壁。上半分の西側一面は引違窓。東側一面はさらに分割する。嵌め殺しか開き戸かは現時点では未定ながら採光建具を入れる面と、後述する事になると思う壁付け換気扇を設置する面だ。なので、仕切り材を入れる。

 材は、撤去敷居材。柱材のような太さは必要がなく、また勿体ないという理由。意匠的には柱的寸法材の方が良かったかもしれないが、判断はつかず。

 

 この仕切り材の取付方法も、柱や敷居と同時に悩んだが頭がこんがらがった。結果、敷居を入れてから考えようと。そうなると今までと同じ。一方を差し込んだりと固定しつつ、回転さえながらもう一方も差し込み、そして留める方式に。

 

 またまた3DCADで材加工の角度確認。回転入れとなると材同士がぶつかる箇所が出来る。これを回避する為、ちょっと寸法を短くすれば良いと思う。後から入れる同条件の敷居材なんかはそうだったりするように見受けられる。この仕切り材においては、透く箇所が出来ると場所によっては非常に不格好。しかし、受ける側の敷居の平面は三段加工、手前になる程高くなっているので特段問題無し。仕切り材側を若干斜めにしておくだけで隠れる。よし、結構なので決行。

 

 例の如く、削って刻んで掘って切って差して叩いてホゾ入れて。

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 今までに比べて難しい事は何も無い。てってててぇ~、で無事完了。

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 ちなみに、最後の留めホゾは、端材を加工して素直に打ち込んだ雇いホゾ留め。

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 この箇所の施工を始めてから、柱と敷居と仕切り材の三本入れ大工工事が完了するまで、およそ一ヶ月。途中、目まいの病気に苛まれたり、他の細かい作業も色々している。それにしたって、暑さに項垂れていた頃に建材消費を思い立ち、晩夏な頃に終わるとは。

 

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