家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

柱建ての目的を施工す

 柱が建った事で、その足元絡み箇所の二階床捨て板兼一階天井板を釘打ちする。

 ここで再びきょうこの出番。お父さんが打つ位置を決めて軽く釘を打ち込んでおく。それをきょうこが打つ。家の手伝いが「家を造る事」。スコスコ打ち込んでいく。

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 それを見ていたお母さん。気持ち良さそうに思ったようで自分もやりたいと。お父さんだって釘打ちは気持ち良い作業だが、情操教育と思ってきょうこに譲っている。「夫の気持ち、妻分からず」。良いとこ取りするお母さん。まぁいいさ。これからしんどい作業がお母さんには待っているから…

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 さて、そもそもこの柱を建てておきたかったのは、板もさることながら、同じ梁下にある既存柱を撤去したかったから。既存柱が、勉強兼フリースペース内の中途半端な位置となるのだ。

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 次はこの既存柱を撤去。これがまた難儀。鋸刃が挟まってしまって一刀両断的にはいかなかった。

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 横に鋸刃を入れての切断は難しい。ただでさえ縦切りでも下手くそ、横切りだなんてそれはもう。と思いつつも、ここまでガッツリ刃が挟まるのは単に下手くそだからなのか、梁が下がっているのではないか、と不安が過る。

 結局、樹木の伐倒時の受け口のような切り欠きを四方にこさえていく。徐々に徐々に。格闘する事、およそ2時間。無事に柱を伐倒、いや、撤去。

 梁の下がりは、計測上は見受けられず。鋸刃を入れながら感じたのは、既存柱の伸長じゃないかと。時期は真夏で湿度それなり。そんな事があるのかもしれない。分からんけども。

 

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