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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

無ければ作る

道具・設備 施工:母屋土壁

 早速、いつもの検索。棕櫚箒(しゅろほうき)も、埃を絡め取る優れものらしい。しまった、以前の住人が置いて行った箒。見た目からして棕櫚だったんだ。知らずに外掃き用にしてしまっていた…

 しかし刷毛がない。あるにはあるが20~30cmレベル。定年退職後施主施工の方がご紹介されていたような、チリ掃除に良さそうな手に収まるサイズがない。大きな刷毛価格から推測するに、あったら送料込みで千円以上二千円未満。買ってたな…

 

 無い物は仕方がない。作るべし。この家の北側傾斜敷地に棕櫚がある。

 棕櫚はヤシ科。無知のお父さんの見た目からしてもヤシ科。それほど南国の樹木と思っていた。杉や椿等がある中で、誰が何故このような南国樹木を植えたのか、違和感を抱いていた。棕櫚だという事は今回の事で初めて知った。

 耐寒性があって東北地方でも栽培されているそう。自生はさすがに暖かい地域かもしれないが、よくよく意識して見るとこの地域でも見かける。昔、棕櫚が生活道具に利用されていた事から、酔狂で植えられたとかではなく栽培していたのかもしれない。いやぁ、知らなんだ。

 

 大量の蚊に襲われながら北側敷地進入、棕櫚皮を剥ぎ取って来る。ぬるま湯で汚れなどを洗い落とし乾かす。

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 乾いてから叩いて繊維をほぐし柔らかくする。これ、藁縄を作る時にも行ったが効果があまりなさそう。道具が悪いんだろうな。改良の余地あり。

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 後は、適当にまとめて半分に折り金線で縛る。剣山で繊維の余分を取りながら揃える。剪定ばさみで形を整える。市販品よりも見た目がイマイチ、耐久性は未知数ながら完成。金線は、水に触れるし錆たらいい感じかと銅線にした。材料費はこの銅線のみで200円ぐらいだったかな。材料取りから完成まで累計およそ1時間。

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 使ってみた。すこぶる良い。本当に砂などを絡み取る。

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 少なくとも雑巾よりは断然良い。雑巾の場合、砂埃の拭き跡が出るので何回も拭かなければいけない。その間、古色を落としていってしまう。棕櫚刷毛も一回だと刷毛跡が残ったりする。しかし、残り具合が違う。最後ぐらい雑巾を使えば、古色塗装を極力損耗させずに完全綺麗になりそうだ。

 製造道具を揃えてより良く作って販売したいぐらいだし、何故小さなサイズが売られていない(見つけられない程主流サイズではない)か不思議なぐらい。一般家庭にも建築業界にも清掃業界にも需要がないのだろうか。

 何にせよ、ずっと気にしていた良かった。たまにでも有意義なブログ探しをして良かった。ブログ主の方に感謝。

 

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