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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

棕櫚刷毛

道具・設備 施工:母屋土壁

 本格的施主施工をされている方のブログは沢山ある。本職でもない人間からすると変わった活動。ネタも満載。記録もしたくなる。なので、ブログを書いて公開しようと思うのはよく分かるつもり。同志が多いようで嬉しい。

 だけども、途中で中断しているブログも沢山ある。ちょっと悲しい。まさかその多くが工事自体を中断したわけではないはず。思うに、継続する労力が動機に対してアンバランスで大変なのだと思う。

 

 そんな中で今のところで唯一の、伝統構法で施主施工を完遂された方のブログを見つけた。

 移築は本職が行い、その後は施主施工を軸にお仲間にも手伝ってもらったようだ。定年退職後に行われたようで、ブログ更新頻度は数週間レベルで工程が進んだ毎っぽかった。お仲間、定年退職後。きっと楽しさの方が多い施主施工をされたのではなかろうか。見習いたい。そういう所からも気になって読破させて頂いた。

 

 さて、その中で二つ気になった内容のものがあった。

 一つは、古色塗布された木材と漆喰との取り合いについて。漆喰塗りの際に滲むかどうかの理由だったかと思うが、古色の上に亜麻仁油か何かを再塗布した、という内容。既に亜麻仁油は入手しているが、これは外部用にと考えていた。しかし、漆喰による滲みが何らかの形で出るのなら、この家でも先行して油を塗らなければいけない。考えるだけでふらつく想定外作業だ。楽しい施主施工? 無理無理。

 

 もう一つは、荒土などが付いたチリ掃除用にと小さな刷毛を使っておられた。素材は棕櫚(しゅろ)。この刷毛を濡らして軽く絞って使うと、擦らずとも砂などを棕櫚の繊維が絡み取ってくれる、との事。

 

 来た、シナプスが繋がった。

 この家の古色塗装された既存の木部は、手で触ったぐらいでは古色は付かない。しかし、濡れ雑巾で拭くと色が少し移っている。作業によるもの以前から、梁や鴨居と壁とのチリには埃が沢山。

 そして何より懸念していたのは、土壁施工でのチリ対応。お父さんの今までの人生では、素材に関わらず塗布作業をする際は養生テープを使用していた。しかし、古色塗布木部にテープを貼ると、古色だけ、若しくは木と一緒に少々剥がれてしまう。

 

 この懸念事項は、設計をしている頃から抱いていた年単位のもの。答えは基より、有効な可能性も思い至らずで来ていた。はみ出た漆喰までは無理かもしれないが、下地の土や、単純に砂埃清掃に使えるのではないか。

 

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