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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

キッチン勾配天井計画

設計・施工・伝統構法 施工:母屋天井

 引き続き、キッチン高所作業を実施。天井工事だ。

 キッチン上部には二階外壁が据わっている。二階屋内側にあたる箇所は、リビング天井と同じく二階床捨て板の古色塗り仕上げ。これはよい。問題なのは、同壁屋外側であり下屋下部となる箇所だ。

f:id:kaokudensyou:20150928205332p:plain←キッチン断面

 

 下屋に沿った勾配天井にする事には決めていた。さて、それをどう造作するか。

 同じ下屋下が天井となっている箇所は、古色の化粧板仕上げとなっている。キッチン予定箇所は今まで竿縁天井が掛かっていた。もしこれを撤去して現れるのが同じものならば、何ら問題無し。綺麗に拭き掃除するだけで済む。が、そんな甘くは無かった。

 竿縁天井解体によって現れたのは「バラ板」だった。「垂木」は荒材。やっぱりだ。従来の、普通の、一般的な瓦屋根下地施工の方法だった。という事で、新たに天井仕上げ施工が必要。

 

 他の古色化粧板仕上げと同仕様に出来るか、と考えてみたが不能と判断。

f:id:kaokudensyou:20150928205339j:plain←別部屋の既存下屋勾配天井

 

 バラ板の上から化粧板を垂木の間に貼っていく、という案。やれば出来る。しかし、荒材の垂木を鉋掛けもヤスリ掛けも外さないと出来ない。外すのであればバラ板も外す事になる。バラ板を外すのであれば、その上の杉皮も葺き土も瓦も全部外す事にある。要は、下屋全体を解体してまでやるのか否か。答えは否。

 そんなわけで、キッチン勾配天井は別仕様。垂木の下に化粧板を貼る方法。荒材全部を隠してしまうのだ。至って容易な発想。

 

 しかし、これで生まれる懸念が下屋雨漏りの発見困難さだ。

 今までの竿縁天井では、漏った雨水自体だけでなく水滴音が聞こえていた。天井板と屋根材との高低差があったからだ。想像だけども、天井板から雨水が漏れるようになったのはいきなりではないのではないか。雨漏りが瓦の堆積物により徐々に増えていったとするならば、瓦屋根掃除を怠たり水滴音が聞こえ始めれば、それで即応すれば惨事にはなる可能性は減るはずだ。

 

 雨漏りは何も滴だけでなく流れる水もあると思われる。だけども、滴だけには音の有用性がある。そう考えると、天井裏が垂木の厚さ程度しかない事は、滴音が聞こえる程の漏れ水の落下がなくなるのではないか。雨漏り発見要素としては、天井から漏った水のみ。キッチンは水場。果たして、雨漏りと見分けが付くのか。

 

 そういう雨漏り発見性低下を危惧していた事で、仕様がなかなか定まらなかった。施工間近になっても他案無しな為、全面上から化粧板貼で決定。

 

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