家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

虫食い木で小梁作業

 キッチン概要が決定した事で、階段があった土壁の処遇も決定。

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 この壁は、階段により下半分程までしかない。なので、ちゃんとした一枚壁じゃないのでいっその事撤去し、これにより生まれるスペースをキッチンエリアに取り込む事も考えてみていた。壁を撤去せずだとリビングエリア。どちらも使い勝手が良いスペースではなさそうで考えあぐねていた。

 どちらでも良くキッチンに特段必要無しならば、既存の土壁を極力撤去せず、という事で温存決定。

 そういう事で、空いている上半分に今後壁を追加しなくちゃいけない。ならばと、天井と壁の取り合いになる箇所に梁を入れる事にした。

 

 材候補は納屋にある資材置き場に沢山ある。と思っていたものの、いざ探してみると適材がない。一見良さそうな材は確かに複数ある。これらは入居後暫くした頃に解体した物置小屋材。ここから採れた材は、虫食い跡が結構あったのだ。外から見ると大した事がない跡でも、ソーテーブルで製材するとガッカリ。見た目がさすがに悪い。

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 しかし、完璧な材は皆無。仕方がないので、見える面とそうでない面とを踏まえた製材を。高い天井面に設置されて、当然照明よりも高い位置。それでも見えるとしても、キッチン側からだけ。この反対側は、四方壁に囲まれた箇所。脚立に昇って間近で見ない限りは分からない。

 

 この見通しで適材を探して製材し、梁に掛かる両端をホゾ加工。

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 梁に対応ホゾ穴を掘って叩き込んだ。もちろん釘無し固定。

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