家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

母屋階段移設作業

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 一階居室部竿縁天井やり替え工事に向け、最後となる階段の解体作業を開始。

 

 この階段、昔ながらの急勾配階段。今時の感覚だと優れた階段ではない。が、再利用したいと思う。

 利用場所は門屋物置スペース。門屋は二階建てながら二階スペースは利用困難。現時点では、壁に据え付けられた、イコール90度の梯子と上から吊るされた革紐にて二階へ昇る。両手を使わないといけない。よって、物置として利用するには非常に不便。ここに階段を設けられれば、利用価値がほぼ無かったスペースが活きてくる、はず。

 

 そういうわけで、この作業は厳密に言えば階段移設工事。バラせないからと言って、材をぶった切る事は許されない。

 ただ、大体の木製階段、特にこの家の階段は代表的な階段。階段両脇斜め材の「桁」に単純な溝が切ってあって、そこに「踏み板」をはめ込む。そして、踏み板間に「蹴込み板」を釘か何かで留めて完成。加工は大変、造りはシンプル。観察の結果、この階段もこの逆でバラせる。

 

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 実際はやはり問題なく。各部材を門屋物置へ移動させての時間を含めて、確か1人工掛かったかどうかという程度。その割にやった感がある作業だった。

 

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