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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

施主施工の栄養剤

別記・補足・おまけ

 「日曜大工」をされる方は、趣味の要素が多分に入っているのだろう、と想像。購入と自作の選択肢で、好んで後者を選んでいるような感じが文面から伝わってくる。

 しかし、家屋を新築や改修や再生を「施主施工」をされる方は、一体何目的なのか。お父さんの場合は予算節約。老若男女、腕に覚えが有る無し、職業の種類も貴賤、等を問わずほとんどの方もそうではなかろうか、と想像。業者に大金を払ってもいいけど敢えて施主施工を、という感じが伝わる方は稀。

 

 カネ目的は立派な動機。そうは思っているが、時々焦燥感に似たような感覚に襲われる。例えばカネを稼ぐ手段と割り切った仕事に就いていても、人間関係や責任や評価、それにやりがい等、そこにはカネ以外のものがある。以前の施主施工でも同様。竣工しても達成感よりも解放感が大きかった。その施工では数百万円を浮かせられたが、お得な感覚はあまりしなかった。

 この家の施主施工も、お母さんが支えてくれたりしているが実質単独。人に依ると思うが、カネだけというのは動機として案外脆いかもしれない。

 

 そんな一息つきたいような時、同じように施主施工をされている方のブログなどを読んだりする事がある。

 そのブログは、この家の購入に躊躇っている時、希少な伝統構法家屋施主施工を発見した。施主施工前提の購入に背中を押されたりその他色々参考にさせてもらい、自分が施主設計等をしだしてからはやる気をもらうようになった。「あの筆者の方も頑張っているのだから」ってな具合。

 この家を見つける前までは、いくつかのブログを覗かせてもらっていた。この家を見つけてからは、他の方の施主施工ブログはほぼ見なくなった。多読が難しいという事もあるが、在来工法が殆どだから参考にならなかったり、価値観や考え方がお父さんの方から乖離した為だ。

 

 お父さんは、筆者の方を敬意を込めて「先輩」と呼んでいる。彼は、お父さんよりかなり年下であり、施主施工というだけの経験だと後輩だ。

 しかし、木造戸建て、当然ながら伝統構法の施主施工、これはお父さんは未経験。一方、本職の手を借りつつも彼は先に着工。さらに、難易度が低い「新築」、中ぐらいの「改修」、ではなく高難易度と思しき「再生」工事。倒壊してもおかしくない腐朽具合家屋なのだ。しかも、この家より築年数も規模も上回っている。だけど彼は、お父さんのように元建築関係従事者などではなく、恐らく全くの門外漢。

 

 住宅営業マン等がお膳立てして作った契約書を根拠に、何千万円の大金を払う行為等は、どう言い繕っても所詮は手続き、楽チンだ。後は、それまで通りの生活で無意識に口座引き落としで営業マンや施工者の収入分を返済していけばよい。

 でも彼はそうしなかった。全部じゃなくとも再生工事を施主施工だ。意図せずとも世間の常識に抗う行動を取ってしまうと、何かとケチをつけられる。恐らく彼も、各方面から大小の反対や消極的意見をぶつけられただろう。確かに無謀と言えば無謀かもしれない。ただ、無謀と勇敢は紙一重ではないか。お父さんは彼の若さと経歴、そして考え方等から勇敢と受け取った。

 なので、敬意を込めて「先輩」なのだ。このブログの冒頭で書いた「先輩ブロガー」、その人だ。

 

 さて、その先輩がある日、自身のブログで荒壁塗りの助っ人募集をされていた。

 現場は非常に遠い。移動費は万円単位、時間は片道4時間以上。現地宿泊。自宅の工事を中断して他人様の現場。しかし構わん。ブログを通して先輩からは情報や知識等、それにヤル気を大いに貰ったし、貰っている。こりゃ恩返しするチャンスだな、と応募した。

 

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