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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

古色塗料も舐めていました

施工:塗装

 さて、柿渋と墨と水と弁柄を混ぜたこの「古色」。これ自体に手こずった感も大きい。弁柄は、あくまで酸化鉄を原料とした顔料。水溶性ではなく沈殿する。そんな事は分かり切っていたものの、実際に使ってみると結構厄介だ。

 

 まず、塗料容器としてのペットボトル。着色しないと思っていたが、最初の墨汁を入れた時点から着色してしまった。赤弁柄を入れると赤色も斑模様的に着色。ペットボトルの中が全く見えなくなった。それでもこの時点では、仕方がないかとさほど気に留めていなかった。しかし、この事は問題に気が付く事を遅らせた。

 中身が見えなくとも沈殿物がある事は分かる。使う前にボトルを振れば問題無し。そして出てきたものは固形物と液体。調合時にはもっと液体だったのに、さっぱり分からない。考えても仕方がないか、とやはり気に留めず。

 

 塗る。布で塗る事も考えたが、固形物も擦り付けないといけないと考え刷毛塗りにした。それでも、材の上に固形物が乗った状態。これを出来る限りのばして、仕上げとして布で磨く。液体ではなく粉を塗っているようなもので、これがなかなか手間取る。布はそこそこ濡らした状態でないと、古色の水分を取ってしまって広がらず、綺麗に仕上がらない。

 そうこうして出来た物も、そこそこマットな感じ。目指すイメージは、材の木目が見えてサラッとした感じ。全く違う。しかも、先述通りに塗り残しややり直しが結構出てしまう。苦痛だ。

f:id:kaokudensyou:20150828190413j:plain←粉感満載

 

 塗りづらさだけではない。保管容器も試行錯誤。

 ペットボトル容器にて二回目の古色作りをした。墨汁の水は、事前に沸騰させていた。水道水そのままだと柿渋との相性があまりよろしくない、と柿渋屋さん。墨が溶けやすいように、という事も含めてぬるま湯で作っていた。この時は、その温度を維持したまま調合。弁柄も投入。最後に柿渋投入。さぁ、蓋をしてシェイクだ、と思いきやペットボトルの内容物がそこそこの勢いで吹き上がって来た。蓋がなかなか出来ない程。

 原因はきっとぬるま湯。理屈は不明だけど。その後、このペットボトルから柿渋の固形物らしきものが出てきた。口径違いの漏斗を買ったりとしがみついてみたペットボトル容器作戦は、それでも調合のしづらさが解消されず断念。

 この後も容器には悩まされる。

 

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