家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

北側敷地改造計画:シラカシドングリ苗の移植

 平成27年初春、母屋改修に伴うアレコレを行っていた頃。それとは直接関係無くともこの時期にやらなければいけない事。それは、シラカシ苗の移植。

 

 平成25年晩秋にきょうこと一緒に拾いに行ったシラカシのドングリは、翌年の平成26年春に芽が出た。発芽率100%だった。

 不勉強なお父さんは、公園で拾っていた時の選別として既に発芽していたドングリは避けた。後からドングリについてもう少し掘り下げた際に、そういうドングリは既に発芽に成功している元気なものだったかも、と思う事があり少々後悔していた。なので、発芽率100%には安心した。第一関門突破だ。

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 発芽後1年間、引き続き前庭に竹筒鉢植にてシラカシの成長を見守っていた。越冬前には寒さ対策として、土の上にあまり意味がなさそうな量の藁を敷いてみたり。そして、ドングリから苗になったものをとうとう北側傾斜敷地に植えるのだ。第二関門だ。

 数は20程。ホントはもっとあった方が良かったかもしれない。そこそこ密集させて植樹させて、途中で間伐した方が良いような記述があった。今更仕方がないので、改修が落ち着いた際にでも足りない土地には果樹を植えてみようか。

 

 幼きりょうすけには門屋で留守番してもらって、お父さんがシャベルで大穴堀り、お母さんときょうこが竹筒鉢植から苗を移植。シラカシに限らずカシ類全般かもしれないが、根と幹の先が切れてしまうとそこで伸びは止まるらしい。後は横に広がると。なので、移植は結構慎重さが必要。お母さんは慎重とは対極の人。非常に不安だったが、シャベルで穴掘り要員として役立たずだったので致し方なし。

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 これに先駆けて、腐葉土と化成肥料を新たに購入。既存の土と腐葉土を半々で混ぜて、苗から少し離した周りに一掴み弱の化成肥料を撒く方法を実施。お母さんチームよりお父さんの穴掘りが先に終了したので、お父さんも移植作業。

 これらを半日程かけて完了。お父さんは計算通りの腐葉土を使用した。お母さんは腐葉土をかなり余らせていた。ああ、案の定。

 非常にいい加減で不安を抱かせられるお母さんに、何故お父さんは作業を任せたりするのか。二人は不思議に思うだろうか。お父さんの中では「この程度なら出来るだろう」と思っているからなのだよ。しかし、年々そのハードルは下げられていく。きっと根の先も切ってしまったりしているんだろうなぁ。無事に育っておくれ。

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 ちなみに、シラカシは条件が良ければ樹高が20mほどにもなるらしい。苗それぞれの移植間がそれなりにあるので、20mにはならないかもしれないが結構高くなる可能性があるかもしれない。なので適時、間伐したり、薪として伐倒したりとコントロールする必要が出てくるかもしれない。傾斜地で広葉樹、という事で針葉樹と違って伐倒が難しくなると思うが、薪材となる楽しみの方が今のところ優っている。

 そういう事も踏まえ、二人にはチェンソーの使い方を教えたいと思っている。女性でもチェンソー使いの方がおられるので、きょうこも是非とも。自分でドングリ集めからした樹木を、自分で伐倒して自分で使える人なんて、そうそういないと思うよ。

 

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