家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

常傭工事案

団塊世代の社長が来てくれた。お父さんのソーテーブルなどを見て驚いてくれていた。施主施工をするというお父さんの本気度は伝わったようで、具体的な話がいくつか出来た。

 が、同席のおじいちゃん建築士は、相も変わらず全見積作成をして欲しい姿勢を露わにしていた。尻込む社長。そこらへんからか、「代替わり目前の息子が、断るのなら断ってくれたらいいと言っている」旨を前面に出してきた。おそらく逃げ口上の布石、保険なのだろう。それまでの和気あいあいの良さそうな雰囲気が徐々に消えていき、隙あらば「息子が」「息子が」と言い出した。う~ん、なんじゃこれ…

それでも諦めないおじいちゃん建築士を制すように、本職施工は限定的でありそこだけ見積もってくれれば十分、施主施工とは明確に分ける、同時並行施工はもちろん指導施工なども一切考えていない、とお父さんが割って入る。施工者側としての不安、不確定要素を極力排除すると主張。

 それに対して隠居間近社長が常傭案を提示。

「見積を出せ」=「請負工事」だ。簡単に言ってしまえば、成約額を施主が払う代わりに、責任を全て負って完成させるのが請負だ。見込み通りかそれより安く上がれば、その分は施工者の儲け。見込み外れで赤字になっても、基本的にそれを負うのは施工者。施主側からすれば、決定額さえ払えば完成させてくれる(はずの)契約方法。

常傭は、施主自身が施工者を日雇いするような方法だ。請負のようなお任せ工事ではない。見込みより施工者の人工代が掛かっても、それを負うのは施主本人だ。施工品質を下げさせてでも早く施工させられれば、人工代を浮かす事も可能になる。施工範囲も人工代と施工者スケジュール等が折り合えば変更容易、施工者を自由に使い易い感じ。施工者側は赤字リスクが軽減される。

 そんな常傭工事は、一見である個人施主の工事で行うという事を聞いた事がない。知っているのは、ゼネコンなどが元請工事で、そのゼネコンの直轄部隊として抱える常傭部隊の存在だけ。施工者が適正な内容や人工にて施工しているか判断できなければ、無駄で不当な人工代請求をされてしまう恐れがある。

 

しかし、これは良い案かもしれない。施工管理はお父さんが常駐しているので可能。そして、本職施工範囲は限定されているので、施工内容を把握する事は可能だろう。万が一、施工者が多少怠けたとしてその判断が出来なくとも、不当請求額はたかが知れている。全てお父さんのコントロール可能範囲内だ。

 

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