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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

荒土の使用量算出

設計・施工・伝統構法 建材:土壁

 荒壁土確保の為には、本改修工事での荒壁土使用量の把握が必要と考えた。使う事で不足が分かり、その時点から土を寝かしても間に合わない。今の内に全ての使用量を把握して寝かしておきたい。


 荒壁は、古い荒壁土と新しい荒壁土を混ぜて使う方が良いという記述があった。乾燥収縮具合やら強度やらが良いらしい。ただ、本改修工事で荒壁土使用量は多くはなさそう。なのに新たに買ってくるというのももったいない。という事で、既存の荒壁土だけで賄う事にする。

 この時点での荒壁新設予定は、
2階南北中央土壁の既存開口部を埋める為の半間壁ただ一か所。高さ1.83m、巾0.89m。荒壁厚を60㎜程塗る予定。体積にして0.0977㎥。粘土(=荒壁土)の比重は2.6程。という事は254kg…?
 いやいやいや、これはおかしい。
2階の算出荒壁土総量に近い数字だ。それに、既設半間壁一枚から出た荒壁土の重量がおよそ100kg弱のはずだったのだ。はず、というのはこの半間壁一枚だけの分をちゃんと測っていなかったのだ。しくじったのだ。使用量目安を書いてくれているサイト等は見あたらない。

 よくよく考えてみると、壁体積に対してみっちり粘土なり土砂が詰まっているわけではない。含水蒸発により空洞になっていたり、藁があったりだ。こうなったら現状優先、解体荒壁重量を目安として100kgとする。平米換算で61.4kg。うん、こんな感じの気がする。でも、比重にしてみると1.0235。う~ん、水にかなり近くなってしまった。どうなんだろか。


 中塗り用も必要だ。

中塗り土は、荒壁土に川砂ともみすさを混ぜたものらしい。これは有難い事に、配合を記してくれているサイトが少しながらあった。その内、お父さんが真似をさせてもらう体積配合は「荒壁土100ℓ:砂150ℓ」。配合比が体積なのは気になる所だが、今は目をつぶる事にした。実際に混ぜる時はバケツに入れてとかだろうから、いちいち重量を量らずにこの体積比の方が実践的で良さそうだ。ちなみに、この配合比に「もみすさ1kg」と重量で書いてあった。

中塗り対象面積は、2階外壁内側、及び同階南北中央荒壁裏表で77.3㎡。採寸とSketchUpのおかげでこれは容易に即算出。塗厚はあまり確保が出来なさそうなので5㎜としてみる。この薄さは実例があるようだが、お父さんで出来るものか正直不安。
 そんなこんなで体積は
0.3865㎥。荒壁土だけとなると0.1546㎡。荒壁土比重を前述通りとすると158kg

 他には、大班直し用も必要となる。大班直しとは、荒壁土の乾燥による割れや収縮による柱等との隙間を埋めつつ、より荒壁を平らに均す作業。これを行った後に中塗りをするらしい。

ただ、2階の外壁廻りのチリ問題で大班直しはほぼ割愛。中塗り前に薄く行う。南北中央壁の新設荒壁には施せるが、これは荒壁厚に含もうと思っている。大班直し配合は「荒壁土100ℓ:川砂50ℓ前後」(もみすさ0.65kg前後)との事。川砂が入る分、荒壁土は減るし、塗る面積が少ないので誤差の範囲とする。

 という事で、総量
270kgを目標として確保する事にした。56人工かかって産出と搬出した2階荒壁土量では不足状態。

 

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