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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

施工者探し:意中の人からその気にさせられたのに即座フラれたような喪失感

建築士・施工者

 逃亡社長は所詮はまだ一件目。今までの事を考えると、すんなり進まなくても仕方がない。おじいちゃん建築士もまだ候補がいると言う。引き続き施工者紹介を一応頼ってみる。


 第二候補、熟練の一人親方
なんだぁ、ツテがあったんじゃないか。
 一人親方の方がそもそも良かったのだ。ただでさえ少ない予算から、工務店利益で3割程引かれると大して施工してもらえない。そもそも、工務店に動いてもらう程の本職施工範囲は広くない。施主施工にも対応してもらえやすいかも、とも。
 おじいちゃん建築士は、以前からこの家の話を親方にしてくれていたそうだ。しかも熟練。そんな隠し玉を持っていただなんて、見直した!!


 で、初めて訪問してくれた親方曰く「遠いから」、と初日その場でお断り。場所を聞いてはいたものの、いざ実際に来てみると思っていたよりも遠い、との事。お父さん、おじいちゃん建築士共に驚天動地で口あんぐり。

 逃亡社長のような工務店と違い、お父さんの想い焦がれていた理想の熟練職人。おじいちゃん建築士のやり方を尊重する気は捨てていたので、おじいちゃん建築士のただの無理強い説得法を制止。「予算上、施工してもらう所は限られている。通ってもらうのはおそらく1週間程度。連日じゃなくても良し。お互いの都合にて。経費がかかる事も受け入れる。」以前から想定していた本職施工範囲は限定的だから、通いの負担も限定的だ、と打ち出し猛烈アピール。お父さんの以前の現場仕事では、一人親方の言う遠距離通いは日常的だった。それが何か月も続くわけではないのだ。これならどうか、と頼み込んだ。

 でも、フラれてしまった。下手に回答を引き伸ばしても悪いので、と丁重にかつキッパリと。どこぞの逃亡社長と比べなくとも親切だ。お孫さんがおられるぐらいの方なので、遠い現場は本当にツラいのかもしれない。まだ食い下がるおじいちゃん建築士を再び制止、引き下がる事にした。