家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

北側敷地改造計画:大量焼き尽し兵器の導入

 竹製薪棚の製作開始。


 まずは、竹の表面焼。真夏の作業。またまた汗だく。しかも、カセットボンベを装着したバーナーを使って焼いていったのだが、
1本焼くだけで炎天下約30分。一つの棚だけで竹は20数本。さらに、竹の空洞内が熱せられて膨張して割れるもの複数。もう一回、竹を加工して焼直し。上から暑いし、前からも熱い。

 組み立ては、角材ではないものを立体に組み上げていくので難しい。だけども、実験を踏まえての製作方法、そしてそこまで精度は求めないものだからそれなりにこなしていける。形になっていくので、竹焼き、ましてや穴掘りよりはよほど精神的に良い。


 一番しんどい、かつ一番時間を喰うのが竹焼き。この問題点は、バーナーという小口径武器を使用しているところ。このバーナーは、薪ストーブの着火武器としても使う予定としたので選んだ。お父さんは基本的に、単一の理由や用途ではなかなかカネを使わない。


 しかし、そうも言ってられない。ということで家庭用火炎放射器を購入。大口径武器の導入。灯油を圧縮空気と加熱により噴射させるものだ。併用用途が思い付かないので避けてきたが、それまでの時間喰いと真夏の直射日光の圧力に負けた。単一用途武器導入非原則の撤回だ。



 効果はテキメン。小口径武器では一日使っても終わらなかった竹焼きが、竹を地面に並べて一気に焼ける大口径だと半日で殲滅できる。内部膨張割れ数は増えたが、それ以上の効果がある。時間と暑さと熱さの脅威を退けてやった。


 そんなわけで、入居後から開始した竹林皆伐を経て、懸案だった薪置場化作業が終わった。

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 一先ず、第一期の北側敷地改造計画は終了。伐倒作業や運搬を含めた薪づくりや、棚への移動などで十数日は費やしたりしたものの、置き場が完成したことでようやく薪関連は落ち着いた。今後に計画している薪搬出入や薪作り作業場整備は、薪ストーブ本体導入を踏まえてや母屋改修が落ち着いてから、ということで。

 ちなみに、竹製が故に結構大変だった。だけども、あの竹根との死闘に比べれば屁でもない。最初の方で苦痛な作業をしたのは、結果的に少し良かったかも。