家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

お父さん、木こりになる

家づくりはどこへ行ったのか、1ヶ月間の土日を全て使い、片道1時間をかけて研修地へ通う。ここでもヒヤッとする事がいくつかあったりしたが、かなり勉強になった。

 この事から、里山でのコナラの大木伐倒での問題点が大きくは二つあると考えられた。一つは、チェンソー使用者は補助者などを倒木範囲から事前退避させる必要があった。もう一つは、大木の場合、ツルは幹周りの両端は適切に残しつつも、幹割れを回避する為の切り込みを入れておく必要があった事だ。真っ直ぐな針葉樹でも大木だとその作業は必要だが、うねりやクセがある広葉樹ならなおさらだ。

 ここでの研修を経て、お父さんはチェンソーを購入。プロ林務者も使う機種、伐倒も玉切りもこなす汎用機で約
10万円。防護服はセール価格で1万円。他に、専用オイル類、ガソリン携行缶、専用ヘルメット、革手袋にスパイク足袋、メンテナンス道具、伐倒補助道具、搬出具等々。もちろん、斧も数本購入。また、お母さんの通勤用に貰った軽乗用車から、木材運搬用にも使える用にと軽バンに買替。近隣にお手頃価格の林が売っていたので買おうかと検討したが、さすがにこれは諦めた。

 そんなこんなで薪ストーブ本体はまだ無いものの、車の買替費用は除いて
20万円以上の出費。ん、見込み確か10万円だったはずだけど… 保全活動の会ではチェンソー従事者となり、マイチェンソーで伐倒作業を主として行うまでに出世を。

それにしても、ホントに家づくりはどこへ行ったのだろうか、と木こりになったお父さんは自問自答。