家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

それでも地球は回っている

自然環境は人間含めたそれぞれの動植物の営みによって形成されている、と考えるお父さん。人間の営みとは、言い換えれば経済活動だ。その上での薪ストーブ話。

 二酸化炭素地球温暖化の原因。これが現在は世界的真理のようになっている。が、お父さんはこれが天動説と同じような類かもしれない、と思っている。その道の科学者が全員異論なくそう主張していれば、さすがに疑う余地は持たないし持てない。しかし、そうではないようだからだ。世界的な機関が謳いだしたようだが、そこが天動説が神の教えと謳ったカトリック教会的な所かもしれないとも思っている。さて、二人が大きくなった頃、薄識のお父さんの疑いは不動の真実なのか否かの答えが出ているのかな。

 

 

 

そういう訳で、おじいちゃん建築士環境保全面から提案されたかもしれない薪ストーブ話だが、お父さんが関心を持った理由はそれとはちと違う。

 それまでの住居では都市ガスで暖をとっていただけに、灯油ストーブの給油時や利用時の臭さがゲンナリするのだ。それ以上に何より、大きな家になったのでカネが結構かかる。

 

 そして、もう一つが二十代の頃に漠然と抱いた「日本の森林資源の疲弊」。見渡せば廻りに活用されていない木々がある。資源が少ない日本に大量にある森林資源を使わず、わざわざ外貨を用いて外国から石油を輸入するのはちともったいない。それに、「我が家の暖」という営み=経済活動によって山に光が入る。いいじゃな~い。

二酸化炭素が温暖化要因だと声高に主張する人がいれば、「我が家は灯油使用を減らす上にカーボンニュートラルをしていますよ。二酸化炭素をあまり吸収しなくなった大きな木を倒す事で、二酸化炭素を多く吸収する若い木が育つようにしてます。さらに二酸化炭素が減るかもね。」とそれっぽい事でも言ってあげればきっと好かれる。

 と、最後は別にどうでもよいオマケだが、若かりし頃に抱いた想いが個人規模ながら実現させられるかもしれない、という俗欲的ワクワク感から検討開始をする事にした。