この家のこと:納屋と井戸小屋
それから、納屋に井戸小屋。
■納屋
物置として使われていたようだが、汲取り和式便所付き。この家は、母屋、門屋、そしてこの納屋に3つも便所がある。人の出入りが多かったのかな、と想像。
壁は木舞の土壁で、荒壁、中塗りの上に漆喰仕上。瓦屋根に柱等も問題なく、しっかり造られている。
↑解体未着手写真はこれだけ。門屋手前左側建物。
が、用途としては意外に悩む。既に門屋と蔵という物置使用が出来る建物が既にあるからだ。お父さんもお母さんも狭い家に住んできたからか、物を溜めこむ習慣がない。溜めこむつもりもない。であるならば、作業場・工房として使うのも良いかな、など考えていた。
■井戸小屋
井戸は、水位が低くなったようで備え付けの道具では汲み上げられない。しかし、これを蓋をしてしまう、埋めてしまう、というのはいかがなものか。おじいちゃん建築士は、「使いましょう! ポンプも探してきますよ。」とおっしゃっていた。けど、忘れてるだろうなぁ…
↑やはり初期写真がなく、薪置き場化している今写真
小屋自体の躯体はまだ大丈夫そうだ。しかし、屋根瓦はズレているところが多く、土も流れていたりする。さてさて、どうしたものか…