家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

この家のこと:土地と建物配置

当初から、母屋内部だけでなく敷地内全体を大きく変える事になりそうに漠然とながら思っていた。二人は、既存の状態を覚えていないだろう。それに、今後に関わってきそうな事案もある。なので、既存の状態の事を書いておこうと思う。

 まずは、土地と建物。


■土地面積

これは建物の築年数や建物面積でも言えるのだが、取得時の書類を見てもらえば良い。ただ、これらは大体の数値と思われる。というのも、現在とは違っていい加減だったとの事。建物は、登記簿上では戦後間もなくで大体の数値だが、土地に関しては明治時代。地租なり固定資産税なりの課税要因で、過少な数値が一般的らしい。

 確かにこの土地は公式には
200坪程だが、実際はどう考えても300坪は越えそうだ。この根拠は、地目が「山林」の裏の土地があまりに小さい数字で登記されているからだ。
 この数字と明治時代からの公図により、どこまでが敷地か皆で頭を悩ませた。見た目はとても大きいのに、数字と公図を基にするととても中途半端な位置が境界となると思われたからだ。しかも、一部だけ測量されていたりする。それに仮測量がされていたりとよく分からん。
 100年以上保つかどうか分からない書類は一式ファイルしているが、これらはあまり気にしなくとも良いと思う。

■建物配置

 母屋と門屋、納屋に物置小屋、浴室水洗トイレ棟、ガレージ、温室、井戸小屋、そして土蔵。盛りだくさんだ。
 配置図を掲載しようと思ったが、よくよく見ると正確じゃない… それに、まぁ、大きく変えちゃうからいいかな。

 これを書いている時点で改修後も残している計画なのは、母屋はもちろんの事だが、門屋だけである。入居間もなくして、北東側にあった物置小屋は解体した。北側中央にある浴室とトイレの別棟は、改修後に間違いなく解体だ。成り行き上、納屋も解体を決めた。それ以外は、現時点での大体の方向性がある。しかし、土蔵は今現在も悩んでいる。