家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

JAバンクってどうよ?

さぁ、融資が使えないのでどうするか。

●ローン特約を利用し買付申込を取下げ

要は、ローンが使えないので買わない、とする。

「銀行が融資しないような物件は買わない方が良い」という不動産の購入判断方法がある。ただ、融資が付かない、付いても評価が低い、というのはハナから予想されていた事の上、そもそもこの家は一般的不動産の観点から逸脱しているので、当てはめるのには無理があるように考えた。

●現金購入

 我が家の貯蓄と改修費用の現金を投入してしまう。

 元々、繰り上げ返済をガッツリしてしまう予定だったので、その前倒しのようなものだ。それに、改修費用の供出は、後からリフォームローンを利用できる、かもしれない。金利も高めになってしまうけども。

 そんな事を悶々と悩んでいるある日、ふと考えた。

 この家の近くには農協がある。農家の人は市街化調整区域に家を建てたりする。皆、現金で賄っているのか? いや、そんなわけはないはずだ。

 しかも、今まで廻って来た金融機関の監督官庁は金融庁で、その他は都道府県(厚生労働省もあったけど)で金融庁に準じてそう? 市街化調整区域に敏感なのはそのせいもあるのかも?
 かたや農林水産省の農協ならば寛容じゃなかろうか、と。

そんなわけで、ほとんど取引がなかった農協に突撃してみた。すると、いとも簡単に満額融資で低金利の事前審査回答。本審査では、満額から減額で申し込んだら「え~」というような残念がられる始末。

二人が大人になった時はどうなっているか分からないが、現在は非農家にでも市街化調整区域にでも優しい農協だった。